ファンヒーターの暖房効率を上げるには? 企業の解説に「早速やってみる」
2025年1月24日(金)17時40分 grape
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冬季の暖房機器として、ファンヒーターを使う家庭は多いでしょう。
電源を入れてから暖まるまでのスピードが早く、コンパクトで使い勝手がいいのが特徴です。
一方、「ヒーターの近くは暖かくても部屋全体がなかなか暖まらない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
暖房機器などの製造と販売をしている株式会社コロナ(以下、コロナ)の公式サイトから、『ファンヒーターの暖房効率を上げるコツ』に加え、安全な使い方について解説します。
暖房効率アップには、ファンヒーターを置く『位置』がカギ
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ファンヒーターを設置する時には、『温風の流れ』を意識しましょう。コロナが『効果的な使用方法』として挙げているのは、以下の2点です。
窓の下や壁面に設置
●外気に接する窓の下や壁面に置くと、冷気がファンヒーターで暖められ、温風として対流しますので効果的です。
株式会社コロナ ーより引用
空気の性質上、暖かい空気はどんどん上へと上がり、冷たい空気は床にたまりやすくなります。
冷気が入ってくる窓や壁を背にして置くことで、ファンヒーターが冷気を吸い込んで暖かい空気に変えてくれるため、部屋全体が効率よく暖まります。
ファンヒーターを窓から離れた場所に置いてしまうと、窓から入り込んだ冷気が暖められず床付近に滞留してしまいます。
そのため、「ファンヒーターをつけているのに、いつまでたっても寒い」という事態につながりかねません。
また、置き場所を選ぶ時は、ファンヒーターの背面だけでなく『温風が吹き出す前面』にも配慮しましょう。
温風の循環を妨げない
●温風吹出口の前面に障害物を置かないでください。
・障害物があると、部屋の温度にむらができるばかりでなく、本体の温度が上昇して危険です。
●温風吹出口側の空間を広くとれる場所を選んでください。
株式会社コロナ ーより引用
ファンヒーターの前に物があると、部屋全体を暖める妨げになります。それに加えて、ファンヒーターや障がい物の温度が上がり、思わぬ事故につながる恐れがあり危険です。
ファンヒーターを使う時は、前面に十分なスペースを確保してから設置しましょう。
安全に使うために定期的な換気を
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ファンヒーターを使う時は、1時間に1〜2回、各1〜2分を目安に換気をしましょう。
閉め切った部屋でファンヒーターを使い続けると、部屋の酸素が不足し、不完全燃焼による一酸化炭素中毒を起こす可能性があるので、注意が必要です。
換気をする時は、風の流れを作るために2箇所以上の窓やドアを開けましょう。短時間で効率よく換気ができます。
ファンヒーターを効率よく、また安全に使うためには、置き場所と定期的な換気がポイントです。本記事を参考に、ファンヒーターの使い方を今一度見直してみてください。
[文・構成/grape編集部]
出典 株式会社コロナ