和菓子屋の「訳ありカステラ」大好評で即完売 「ふつうのカステラ」より高いのに何故?納得の「訳」がこちらです
2024年1月30日(火)18時0分 Jタウンネット
「訳あり」なのに、通常のモノよりも高い......?
そんな不思議な「カステラ」がX(ツイッター)上で話題になっている。

こちらは2024年1月29日、栃木県真岡市の和菓子店「御菓子司 紅谷三宅」の店主・三宅正晃(@beniyamiyake)さんが
今日は「普通のカステラ」か「訳ありカステラ」のどちらか選べます 訳ありだから安いと思ったら罠なので購入の際はお気をつけください
とつぶやきながらXに投稿したカステラの写真だ。
「ふつうのカステラ」と「訳ありカステラ」が並んで売られているのだが、値段は「ふつうのカステラ」が600円(税込)で、「訳ありカステラ」が800円(税込)。なぜか「訳ありカステラ」の方が200円高い。
いったいなぜ? その理由はコイツだ。
カステラの原料である卵から...

「訳ありカステラ」の中からひょっこり顔を出しているのは、ヒヨコ。
中からカステラを食べてしまっているのだろうか? 確かにこれは「訳あり」だ。
X上ではこの「訳ありカステラ」に10万を超えるいいね(30日昼時点)のほか、
「訳あり可愛い」
「こんなん訳あり買うに決まってる」
「カステラの中を食い荒らした鳥さんが、うっかり顔出して『あ...やべ。』みたいな感じでホッコリします」
「売れるのには訳がある」
といったコメントが寄せられている。

Jタウンネット記者は30日、このカステラについて三宅さんに話を聞いた。
「訳ありカステラ」を制作した経緯を、三宅さんは
「カステラの原料の卵からこの子達が産まれたらいいなと思い作りました」
と語る。ちなみにヒヨコは練切で出来ているとのことで、もちろん食べられる。
29日に10個ほど販売された「訳ありカステラ」は、開店と同時に売り切れるほどの好評で、店には通常の10倍ほどの問い合わせがあったとか。
当初は限定商品のつもりだったが、この反響を受け、今後も店頭での再販やオンラインでの販売を検討しているとのことだ。