イマドキ高校生、親世代より「忙しい」…理由にギャップ
2018年1月31日(水)14時45分 リセマム
「昨今の高校生に関する調査」は2018年1月10日〜12日に実施され、現役高校生を含む16歳〜25歳250名と、40歳〜59歳250名が対象。現役高校生は現在のこと、それ以外は高校時代のことを振り返り回答している。
現役高校生に毎日忙しいと思っているか尋ねると、「とても忙しい」21%、「忙しい」37%、「少し忙しい」20%となり、「忙しいとは思わない」は22%。高校時代を振り返って回答した40代〜50代は、「とても忙しい」10.4%、「忙しい」28%、「少し忙しい」23%で、「忙しいとは思っていなかった」38%だった。「とても忙しい」の割合をみても、現代の高校生の方が40代〜50代よりも10ポイント程度高く、忙しさを感じているようだ。
何に時間を取られているのか、よく使っている(使っていた)ことを質問すると、高校生・40代〜50代ともに「勉強」(高校生54.4%・40代〜50代38.4%)が1位。2位からは世代によって異なり、高校生は「趣味」36.4%、「YouTubeなどの動画サービス視聴」32.4%、「部活動」30.0%だった一方、40代〜50代は「部活動」31.6%、「テレビ視聴」26.4%、「趣味」24.4%、「音楽鑑賞」20.0%が上位だった。そのほか、高校生は「SNS」28.0%、「ゲーム」25.2%、「ネットサーフィン」20.4%など、現代らしい娯楽にも時間をとられていた。
平均就寝時間については、高校生は「0時ごろ」31.6%、40代〜50代は「23時ごろ」30.0%がもっとも多かった。帰宅後、日々どのくらいの時間友達と連絡をとるか聞くと、高校生は「15分未満」55.6%、「15分〜30分未満」21.2%。40代〜50代は「15分未満」78.0%、「15分〜30分未満」10.4%。15分未満と回答した割合に20ポイント以上の差があった。
河合塾マナビスでは、SNSやYouTubeなどに時間をとられながらもしっかりと勉強に時間を割いていることが、就寝時間に影響していると分析。友達と連絡をとる時間についても、スマートフォンの普及とともにLINEなどサービスが発達したことで、高校生の時間が圧迫されているとコメントしている。