【春菊の保存方法は?】おいしさキープするためのポイント&活用レシピ

2024年1月30日(火)11時35分 マイナビ子育て

冬が旬の春菊は、独特の香りで存在感のある野菜ですよね。栄養価が高く、お鍋で大活躍しますが、実は傷みやすい食材。おいしさを保つためのポイントを押さえた保存方法と、鍋物以外でも活躍するオススメ春菊レシピもあわせてご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

鍋物によく使われる春菊は、寒い時期が旬。この時期にはおいしさや栄養価も増し、お手ごろ価格になるのでぜひ味わいたいですよね。

しかし、ちょっと困る点が傷むのが早いこと。数日使わずにいただけで葉が黄色くなってきたり、黒く腐ってきてしまうので、急いで使わなくては……と焦ってしまうことも。保存できる期間が短いと思うと、なかなか使いづらくなってしまいます。

そこで今回は、春菊に適した保存方法をご紹介します。上手に管理しておいしく使い切れるようチェックしてくださいね!

春菊の魅力

春菊は11月〜2月ごろが旬となります。ビタミンやミネラルが豊富な緑黄色野菜で、寒く体調を崩しやすいこの季節には、積極的に摂りたい食材のひとつ。

独特の香りとほろ苦さ大きな特徴は独特の香りとほろ苦さ。これらは味のアクセントになります。好みが分かれるところですが「すごく好き!」という方もいる一方、「苦手……」という方も。

実はこの苦味があるのは、葉。茎のほうはあまり苦くないんです。苦味の原因は、抗酸化作用のあるポリフェノールで、赤ワインやコーヒー、高カカオチョコレートなども苦味がありますよね。

生であればサラダとして食べられるくらい苦味を感じない春菊の葉ですが、加熱されると細胞が壊れ、ポリフェノールが苦味として強く出てきてしまいます。苦味は加熱時間を短くすることで軽減します。

アク抜き不要栄養価は高いけれどアクがあまりないので、アク抜き作業が要りません。切ってすぐに使えるので作業がラク♪ 火の通りもよいので時短食材です。

生食OKゆでたり、煮たりするイメージが強いですが、生食ができます。生の葉は苦味が少ないので、その分香りをしっかり堪能できますよ♪

春菊の扱い方と保存方法

春菊の保存で大切なことは乾燥と熱対策。ちょっと乾燥しただけで葉がしおれたり、黄色く変色してしまったりします。

寒い季節の野菜ですが、常温で置いておくのもNG。

葉は傷みやすく、保存する際にも注意が必要です。

冷蔵保存

数日中に使い切る予定のときには冷蔵保存でOK。春菊は濡らしたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れます。こうすれば乾燥から守られ、葉や茎がしおれたり、折れたりするのを予防できます。

寝かせておくと茎が曲がって傷みが進んでしまったり、味が落ちてしまったりするため、立てて野菜室に保存するのが◎。それでも5日〜1週間で使い切るようにしましょう。

冷凍保存

すぐに使い切れない場合は冷凍保存がオススメ。冷凍すれば保存期間は1ヶ月ほどになります。

生食でも大丈夫な春菊は、そのまま冷凍も可。ただし、黒ずんだり苦味が強くなったりするため、軽くゆでてから冷凍したほうがキレイな色とおいしさをキープできます。

冷凍するときには、使いやすい状態にしておくのがポイントです。

よく洗ってから塩を加えた湯で1分弱ゆで、冷水にとってから水気を絞って4cm幅にカット。使い切りの量に小分けして、再度しっかり絞っておきましょう。春菊は茎と葉の部分では固さも火の通りも違うので、ゆでるときは茎から入れ、時間差で葉も入れてゆであげます。

小分けにするときも茎と葉を分けておくと、使うときに火の通り具合を調整しやすくなります。

あとはラップで包んでからフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。金属バットにのせて冷凍すると早く冷凍できるので、よりおいしさをキープできます。使うときには凍ったまま加熱するか自然解凍でもOK。

春菊レシピ4選

春菊ともやしのごま和え

春菊の香りや食感を楽しめるのがシンプルな和え物。ナムルや白和えなど、副菜として重宝します。今回はもやしとしめじを加えたごま和えにしました。

材料(4人分)・春菊……1束・もやし……1袋(200g)・しめじ……1/2株・ごま……大さじ2・だし汁……小さじ1〜2・砂糖……大さじ1・しょう油……大さじ1

※ごまは白でも黒でもお好みで。

作り方① 塩(分量外)を加えた湯で春菊をゆで、冷水にとる。② 水分を絞って4cm幅に切る。③ 石づきを切り落としてほぐしたしめじともやしもゆでて冷ます。④ ごまをすり、だし汁、砂糖、しょう油も加えて混ぜる。⑤ 春菊は再度しっかり絞って水気を切り、もやしとしめじも水を切って④と和える。

ごまはすり鉢がなければすりごまでOK。それもなければ、指先でひねって軽く潰す程度でも香りが立つので大丈夫。

春菊の納豆和え

香りの強い春菊は納豆の臭いにも負けず、それぞれ引き立ててくれます。シャキシャキっとした茎の食感もアクセントとなり、食べ応えもUP!

材料(1〜2人分)・春菊……1束・納豆……1パック・海苔……1/4枚・だし汁……小さじ1・しょう油……適量・からし……適量

作り方① 塩(分量外)を加えた湯で春菊をゆで、冷水にとる。② 水分を絞って4cm幅に切る。③ 納豆をかき混ぜて粘りが出てからだし汁、しょう油、からしを加えて混ぜる。④ 再度しっかり水を絞った春菊を加えてよく混ぜ、仕上げに海苔をちぎってのせる。

そのまま副菜としても、ごはんにのっけても◎。キムチを加えてもおいしいです♪

春菊と厚揚げのすき煮

厚揚げと一緒にすき焼き風の煮物に。半熟卵を加えて仕上げました。今回は肉なしで野菜たっぷりのヘルシーな煮物にしましたが、もちろんすき焼きっぽくお肉を入れてもイイですよ♪

材料(2人分)・春菊……1束・厚揚げ……1枚・卵……2個・大根……5cm・たまねぎ……1/2個・長ねぎ……1本・しいたけ……3枚・だし汁……300ml・砂糖……大さじ1〜2・しょう油……大さじ1〜2・ごま油……大さじ1/2

作り方① 厚揚げに湯をかけて油抜きする。② 春菊は4cm幅に切り、厚揚げは8つに切る。大根は半月切り、たまねぎはくし切り、長ねぎは斜め切り、しいたけはそぎ切りにする。③ 鍋にごま油を入れ、春菊の葉以外の②の材料を炒める。④ 大根が半透明になったらだし汁、砂糖、しょう油を加えて煮る。⑤ 材料が柔らかくなったら春菊の葉を加える。⑥ 卵を落とし、半熟になったら完成。

卵をからめて食べれば、まさにすき焼き! これがおいしいんですよね〜。

入れる具材はお好みでアレンジしてみてください。

春菊の豚れんこん炒め

春菊を炒めると、ゆでたときとはまた違う味わいに。シャキシャキのれんこんとうまみの強い豚肉を一緒に炒め、生姜焼きの味つけでごはんがすすむ味に。オイスターソースや鶏ガラだしを使って、中華味にアレンジしてもイイですよ。

材料(4人分)・春菊……1束・豚肉……300g・れんこん……200g・しょうが……1片・ごま油……大さじ1・砂糖……大さじ1・しょう油……大さじ1・水……大さじ3

作り方① れんこんを半月切りにして、酢水(分量外)にさらしてアク抜きする。② フライパンにごま油を入れ、豚肉を炒める。③ れんこんを加えて炒める。④ 春菊を4cm幅に切り、茎の部分を③に加えて炒める。⑤ 春菊の葉も加える。⑥ 水、砂糖、しょう油、すりおろしたしょうがを混ぜて煮絡める。

まとめ

独特な香りがおいしい春菊は、寒い季節が旬です。傷むのが早い食材ですが、乾燥と熱に気をつけて保存することで傷みを遅らせることができます。すぐに食べないときにはサッとゆでて冷凍保存し、おいしさをキープして食べ切るようにしましょう。

加熱時間が長いと苦くなり、色も悪くなったりするので、仕上げにさっと加熱するのが春菊のおいしさを引き出すコツです。生食もできるので、さまざまな食べ方をしてみてくださいね♪

マイナビ子育て

「春菊」をもっと詳しく

「春菊」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ