【大学受験】医学部受験生のメンタルサポート、認定心理士がアドバイス
2020年2月5日(水)13時45分 リセマム
医学部受験という高いハードルを越えようと頑張る子どもたちは、少なからず不安やストレスと隣り合っている。子どもたちの心の変化に素早く気付けるのは、そばにいる家族や両親であるため、「うちの子ちょっといつもと違うかも」「落ち込んでいるみたい」と感じたときは、励ます言葉をかけるより、子どもからのSOSをさえぎらず、まずは同調しながら耳を傾けることが大切だとしている。
記事によると、子どもから意見を求められたときや、ここはどうしても自分の意見を伝えたいと思ったときは、まず子どもの気持ちに共感してから、押し付けないように自分(I)を主語に語る「I(アイ)メッセージ」が有効だという。
また、子どもが勉強をサボっているように見えるときは、自分の感情をむき出しにせず、干渉しすぎないことが大切。勉強以外のところで気付いた「褒めどころ」を思いっきり褒めてみることを提案している。
医学部受験は、ほかの学部の倍率と比べると高く、受験生の多くはストレスやプレッシャーを感じる。それを乗り越えるために、心のばね「レジリエンス」を鍛えると良いという。レジリエンス(resilience)とは、「はね返り・弾力・回復力」などの意味を持つ。心理学の分野では「トラブルやストレスに直面したときに適応し、立ち向かう力」という意味合いで使われる。
レジリエンスの鍛え方は、「周囲の励まし」や「達成経験を積み重ねる」などさまざま。記事では、「運動する」「呼吸する」「感情の変化をコントロール」するという3つの方法でレジリエンスを鍛えられると紹介。レジリエンスを鍛えることは受験生だけでなく、支える家族の気持ちにも効果が期待できるので、家族で取り組んでみることをお勧めしている。