カビバラを連れたチュパカブラを目撃!? 911に通報、警察が出動する事態に=米

2023年2月7日(火)7時0分 tocana


 アメリカ・ミシガン州の警察が、2月1日に住民から奇妙な通報を受けていたことを公開した。とんでもない通報内容に警察も動転したようだ。


 地元メディアの報道によると、1日水曜日の夜にジェローム・タウンシップのコミュニティに住む女性から911に通報(アメリカにおける110番)があった。その内容は「自分の家の外にチュパカブラ※が潜んでいる」というもの。しかもその生物はカピバラを伴っていたというのだ。


※ チュパカブラは鋭い牙と爪を持つ謎の吸血生物。1995年にプエルトリコの農場で初めて目撃されて以来、その噂は瞬く間に各国へと飛び火。わずか20年の間に、アメリカ大陸を代表するUMA(未確認生物)としての地位を確固たるものとした。チュパカブラはスペイン語で、「ヤギ(カブラ)を吸う(チュパ)者」という意味になる。これはヤギや牛などの家畜の血が抜き取られていたことに由来する。スペイン語圏ではChupacabras(チュパカブラス)と呼ばれるのが一般的。


 この通報を受けた警察官と911のオペレーターのやりとりを録音したものがあるのだが、これが実に面白い内容となっている。エイプリルという女性から電話越しに「チュパカブラのような動物がいる」と言ったのを聞いて、警官は「その動物が何ですって?」と思わず聞き返す。そして、彼女が本当に奇妙な生物を見ていたことを確認すると、警官はその場所に向かう旨を伝えた。そして数秒間の沈黙の後、「ところで、あの地域では最近そういった生き物の目撃例が多いんですよ」と告げたのだ。


 これが住民を和ませるために警官が放ったジョークか、本当かは定かではないが、念のため警察が現場に急行。大方の想像通り、警察が現場に到着したときにはチュパカブラもカピバラも姿を消していたそうだ。保安官のマイロン・グリーン氏は「駆けつけた警官が奇妙な動物の痕跡がないことを確認し、通報した女性が奇妙な生き物を目撃したと思った理由について尋ねたところ、女性から『酩酊状態だった』との証言を得た」と報告している。なお、それでも女性は酔ってなにかを見間違えたのではなく、奇妙な生物が確かにいたという主張を覆さなかったそうだ。


 チュパカブラは中南米での目撃例が多いが、近年その生息域を広げているという噂もある。一説によると、チュパカブラは人工生物で、もともとプエルトリコの米軍施設で研究されていたものが、ハリケーンによって施設が破壊された際に逃げ出したといわれている。そのため中南米での目撃例が多いとされるが、2020年以降はインドやロシアでの目撃例もあるのだ。特にロシアでは農場で飼われているニワトリやウサギなどが鋭い牙で噛まれたような傷を残した血まみれの死体となって発見されるというおぞましい事件が続発し、チュパカブラの仕業ではないかと疑う声が大きい。


 果たしてチュパカブラは実在するのか、それとも永遠の未確認生物なのか……。真相が明らかになる日は来るのだろうか。



参考:「Coast to Coast AM」ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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