年金収入があっても、バイトをしていたら確定申告しなきゃいけないの?

2024年2月12日(月)8時10分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人も……。年金をもらいながらバイトをしている場合の確定申告について、専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年金のほかに、アルバイト年収が60万円。確定申告は必要?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「年金をもらいながら、66歳でアルバイトを始めて年間60万円ほど稼いでいる場合、確定申告をする必要があるのか?」

A:一般的に公的年金額が400万円以下で、アルバイト年収が75万円以下である場合には確定申告をする必要はありません

年金を受け取りながらアルバイトをしている人は、確定申告する必要があります。年金収入は雑所得として、アルバイト年収は給与所得として、それぞれ課税対象になるからです。
ただし、年金には「確定申告不要制度」というものがあり、公的年金等の合計額が400万円以下で、アルバイトで得た所得が20万円以下の場合は、確定申告は必要ありません。アルバイトの所得20万円は年収にすると75万円となります(年収75万円−給与所得控除55万円=所得20万円となるため)。
つまり年金収入が400万円以下で、アルバイト年収が75万円以下であれば、確定申告は不要となります。
監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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