オランダの地震予言者がトルコ大地震を発生3日前に予言していた! 正確なタイミングと規模… 独自の予測法「太陽系幾何学指標(SSGI)」とは?

2023年2月11日(土)14時0分 tocana

——予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。


 今回はオランダの地震予言者であるフランク・フッガービーツ氏を取り上げる。


 2月6日10時17分頃(現地時間4時17分頃)。トルコ南東部のシリア国境に近いガジアンテプ市付近でM7.8の地震が発生。同日、同市の北にあるカフラマンマラシュ県付近でもM7.5の地震が発生した。被害は隣国のシリアにも及び、多くの建物が広い範囲で壊滅的な被害を受け、10日時点で死者は2万人を超えると報じられている。


 トルコ付近は複数のプレートが複雑に入り込んでおり、かねてより地震が多い地域として知られており、最近では2011年に発生したトルコ東部地震(M7.1)で600人超の犠牲者が出ている。しかし、地震が多い地域とはいえ、地震の発生を予測することが難しいことは、地震大国日本に住んでいるわれわれもよく知るところだ。


 だが、フランク・フッガービーツ氏が、今回の地震を発生の3日前に予言していたことがネット上で話題になっていると米誌「Newsweek」(2月6日付)が伝えている。


トルコ地震の3日前に予言!

 2月3日金曜日、フーガービーツ氏は自身のツイッターアカウントで、「遅かれ早かれ、この地域(トルコ中南部、ヨルダン、シリア、レバノン)でマグニチュード7.5の地震が起こるだろう」と予言。



 地震が発生後、彼のツイートは急速に広まり、4400万回以上の閲覧と4.4万のリツイートを獲得。あるユーザーは、「フッガービーツは地震の正確な面積とほぼ正確なマグニチュードを予測した」と指摘し、驚いているという。


フッガービーツ氏の地震予測方法

 フッガービーツ氏は、太陽系の惑星と月の配置が地球上のプレートに影響を及ぼし、その結果地震が起こると主張しており、太陽系の惑星の位置をもとにした占星術的手法を用いて、地震発生周期を算出する「太陽系幾何学指標(Solar System Geomtry Index=SSGI)」から地震の発生を予測している。


 その手法でこれまでに、2015年9月16日チリ沖地震(M8.3)、2015年4月25日のネパール大地震(M7.8)、2016年4月16日の熊本地震(M7.3)、など数々の大地震を予測・的中させてきたといわれている。


 だが、フッガービーツ氏の地震予測法は、主流派の科学者からの評判は悪い。 



専門家の見解

「Newsweek」のインタビューに対し、アメリカ地質調査所(USGS)のウィリアム・バートン氏は、「地震は予測可能な現象ではありません。地震の場所、規模、タイミングを正確に予測できる人はいません」と地震の予測は不可能であると指摘。フッガービーツ氏の予測については「地震が活発な地域であり、大規模な被害をもたらす危険性が知られていた場所だった」と話し、もともと巨大地震のリスクがあった場所だとした。「地震発生直前に発表されたタイミングと、この地域で大規模な地震が発生することを示唆した点で正確でした」と、そのタイミングの良さを称賛したものの、「地震が惑星の配列やその他の太陽系の現象に反応して発生するという説に関しては現在受け入れられる科学的根拠はない」と、フッガービーツ氏の手法を真っ向から否定した。


フッガービーツの予言、トルコの今後は?

 巨大地震の影響で国内が混乱しているトルコだが、フッガービーツ氏は、自身のTwitterアカウント「SSGEOS(太陽系の幾何学調査)」で次のように警告している。


「これまでのところ、M 5.5 以上の余震がトルコで10 回発生しました (最初のM7. 8)に続きます。余震は今後数日、場合によっては数週間続きます。M6より強い余震が発生する可能性があります」



 トルコでは引き続き、強い余震に注意しなければならないとフッガービーツ氏は警告している。余震が続けば建物の倒壊など、さらに被害が広がる恐れもある。


 地震大国に住むわれわれ日本人にとっても、今回のトルコ地震は対岸の火事ではない。明日は我が身である。科学的に認められた方法ではないが、命を守る上では役立ちそうなものは何でも使うべきだろう。普段から防災意識を高めておくためにも、フッガービーツ氏の地震予測も参考にしてみる価値はあるかもしれない。


参考:「Newsweek」ほか

tocana

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