年金生活で所得税は払っていませんが、医療費が20万円以上になっています。確定申告はした方がいいでしょうか?

2024年2月15日(木)20時30分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年金生活で所得税は払っていませんが、医療費が20万円以上の場合、確定申告はした方がいいのか?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「年金生活で所得税は払っていないが、医療費が20万円以上になっている。確定申告はした方がいいのか?」

A:一般的には、そもそも所得税を払っていない人の場合は、医療費控除は適用されません

医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの1年間に、自分や家族のために年間10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額)を超える医療費を支払うと、所得控除を受けることができる制度です。
一般的には、そもそも所得税を払っていない人の場合は、医療費控除は適用されません。所得税は支払っていない場合は、もし住民税を払っていれば、医療費控除を確定申告することで、住民税を節税することができる場合もあります。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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