冬の北海道で「水抜き」を忘れるとこうなる 「こんなに凍るんだ」「もはや現代アート」

2020年2月15日(土)8時0分 Jタウンネット

「北海道の寒さを甘くみてはいけない」



そんな言葉に、この上無い説得力を持たせる写真がツイッターで話題になっている。


北海道を訪れたことがなくても、その厳しさを一瞬で理解できるだろう。


こちらは、北海道在住のツイッターユーザー・たかちろ(@diy_taktachiro)さんが2020年2月12日に投稿した写真。流し台から水が溢れだし、周囲の床は水浸しになっている。近づいてみると、シンクいっぱいに水がたまり、あふれ出した状態で凍り付いていることがわかる


たかちろさんによると、この写真は12日の朝に雑居ビル内の共用キッチンを撮影したもの。


「人がいない間に湯沸し器内の水が膨張して破裂したのだとおもいます!」



とリプライ欄で原因を推測している。


すぐ隣に窓があることから、ビル内でも冷え込む場所だろうと想像できる。この氷をすべて片付け、流し台として再度使えるようになるまで、どれくらいの時間が必要なのだろう。シンク内の分厚い氷は割って取り除くのにも苦労しそうだ。


北海道の寒さを甘くみてはいけない pic.twitter.com/tJA90OPdNE
- たかちろ DIY 北の国から 発信してます (@diy_takachiro) February 12, 2020

投稿を見た人からは、


「こりゃ途方に暮れる...」
「もはや現代アートですねー」
「これはすごい......室内でこんなに凍るほどなるんだ......
北海道とはいえそんなに冷え込むところに住んでるわけじゃないので驚きました」



など驚きの声が。北海道でもなかなかない光景のようだ。


また、「水落としって知ってる?」「...水落し......わすれたんですね」といった指摘も複数寄せられた。


水落としとは「水抜き」とも呼ばれる作業で、水道管の凍結を防ぐために行う。


寒冷地給水技術協会が発行しているハンドブック「寒冷地における給水用具の凍結防止対策」によると、外気温がマイナス4度まで下がると、水道凍結事故が多発する。配管内で水が凍結すると、体積の膨張によって、配管や器具が破損する場合があるのだ。これを防ぐために配管内の水を取り除くのが水抜きで、寒冷地では、「凍結事故を防ぐためには水抜き装置(不凍栓・ドレンバルブ)と共に寒冷地用給水器具の使用が不可欠」とされている。


共用キッチンということで、うっかりこの作業を忘れてしまったのだろうか。ビルの入居者のみなさま、本当にご愁傷様です......。

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