三谷幸喜に虐げられ…“格落ち”吉沢亮主演「青天を衝け」がまさかの好スタートでいざ下克上!

2021年2月16日(火)8時0分 tocana

画像は、GettyImagesより引用

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 その瞬間、ガッツポーズが生まれたという。14日に放送された俳優・吉沢亮主演で「近代日本資本主義の父」渋沢栄一を描いたNHK大河ドラマ「青天を衝け」の初回視聴率が20・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。関西地区の平均世帯視聴率は18・9%だった。前作「麒麟がくる」の初回19・1%を上回る好スタート。大河ドラマの初回で20%の大台を超えるのは2013年「八重の桜」以来、8年ぶりだ。下馬評を覆す結果に、ドラマの関係者は大喜びだったという。


 というのも、同作は度重なり“虐げられてきた”からだ。芸能関係者の話。


「『近現代は数字が取れない』というジンクスがあったし、主演は“格”としては少々物足りない若手俳優の吉沢亮。来年の大河ドラマを人気脚本家・三谷幸喜さんが務めることもあり、どうしても期待は1年すっ飛ばして2022年に向いていた」(芸能関係者)


 三谷が手掛ける2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は豪華な出演者でも話題になっている。主人公の北条義時役に小栗旬、源義経は菅田将暉、源頼朝は大泉洋、このほほか、宮沢りえや片岡愛之助、松平健、中村獅童など、三谷人脈総動員のそうそうたる顔ぶれだ。


 昨年11月16〜20日には、番組公式ツイッターで1日4人ずつキャストを発表する前代未聞の手法で話題をかっさらった。これに「青天を衝け」の制作チームは「なぜこのタイミング?」「もう少し配慮してくれても……」と不満の声を上げていたという。テレビ誌ライターの話。


「我々の世界でも、吉沢さんに同情の声が寄せられていました。完全に話題を持っていかれたわけですから。聞けば、三谷さんが張り切りすぎていて『自分の集大成だ』と豪語しているんだとか。NHKもそんな三谷さんには何も言えません」(テレビ誌ライター)


 さらに年明けには、2023年のNHK大河ドラマに昨年末で活動休止した「嵐」の松本潤が主演すると発表された。タイトルは「どうする家康」で、徳川家康の生涯を「コンフィデンスマンJP」シリーズ、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどの古沢良太氏が脚本を担当する。


「再来年の大河ですからね。毎度、NHKのリリースの早さには驚かされます。ここでも世間は大河初出演が初主演となったマツジュンの話題で持ち切り。『青天を衝け』の制作チームはガックシうなだれていたそうです」(同)


 こうした困難を乗り越え、初回20%を叩き出したのだから、感慨もひとしお。緊急事態宣言下で在宅率が高かったとはいえ、立派な数字だ。テレビ関係者は「業界では三谷→マツジュンの黄金リレー前の『谷間の大河』と見られていただけに、驚きの声が上がっています。第2話以降の数字が鍵を握ることになりますが、予想以上の結果を残す可能性があります」と話す。主演の吉沢にとっても、1段、2段飛ばしでトップ俳優の仲間入りを果たすチャンス。一気に“下剋上”といきたいところだ。

tocana

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