「かぶらずし」はお寿司? 漬物? 調べてみると意外なルーツがわかった

2018年2月18日(日)7時7分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2018年2月6日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、かぶらずしの話題が出ていました。


石川県民にとって、はなくてはならない食べ物ですが、他県出身者にとってはとても珍しいものだそうです。


古墳時代までさかのぼると...


かぶらずしを他県出身者に見せると「漬物?」「サンドイッチ?」「寿司には見えない」との回答が。しかし、どの方も食べてみると味は太鼓判を押してくれました。


そもそも、かぶらずしはお寿司なのでしょうか? 漬物なのでしょうか?


金沢で伝統発酵食品を扱っている四十萬谷(しじまや)本舗の方の話によると、お寿司には2種類あって、ひとつは、なれ寿しと呼ばれる魚と塩と米でできたもの。


もう一つは、飯寿司(いずし)と呼ばれる、魚、塩、米、麹、野菜から作られたもので、大根寿しや鮭の飯寿司、はたはた寿司などがそれにあたります。かぶらずしは、この飯寿司の仲間なのだそうです。


なれ寿司のルーツは、紀元前の東南アジアで塩とタンパクを同時に摂ることのできる食品として広まりました。それが、中国などを経由して、古墳時代に福井県の若狭地方に入ってきました。


そして、広まる時に、南の方にはそのまま伝わったのですが、北の方では、寒い冬でも野菜がとれるので、飯寿司となって普及したそうです。


かぶらずしは、見た目ではわかりませんが、やはり立派な寿司の仲間だったのですね。(ライター:りえ160)

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