訪日客は「ゼロ」だけど、魅力はいっぱい! 和歌山・紀美野町には「『最高のない』がある」

2019年2月23日(土)21時0分 Jタウンネット

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2019年2月12日放送の「ここはどこ?あなたダレ?」のコーナーでは、和歌山県紀美野町産業課で観光PRに力を注ぐ中屋侑大さん(30)と町の皆さんを紹介していました。


紀美野町では、地元農家が作る野菜ジェラートの店「キミノーカ」や、和歌山のベジタリアン料理が楽しめる「くらとくり」などの店を紹介しながら、「これらを食べてみた外国人『ゼロ』」と自虐的なユーモアで笑いを誘う観光PRビデオを製作しました。このビデオが去年、全国広報コンクールで46作品中見事第2位に輝き、注目を集めているのです。


実は素晴らしいものが沢山!


紀美野町は、ビデオで紹介された店以外にも素晴らしいものが沢山あります。農家民泊「北峯山兀庵(ごつあん)」(宿泊1人4970円〜税込。1棟貸しで8〜10人での利用も可)は、薬店の倉庫だった築100年以上の古民家を改装した宿泊施設で、とても落ち着ける空間となっています。地酒は置いていませんが、お酒が飲める市内まで車で送迎してくれるそうです。


経営者の玉置敏明さんは「紀美野町は『最高のない』がある町」と意味深なことを言っています。


「喫茶まどか」ではオムライスが600円(税込)で、アナウンサーがその大きさと安さと美味しさに驚いていると、名物店主の「えっちゃん」こと松本恵津子さんが「紀美野町は米が安いからね」と笑ってPRしていました。また、「何もないからこそ見えるものがある」と、夜空いっぱいの星がとても綺麗に見えることも教えてくれました。


山の上のパン屋さん、ベーカリーテラス「ドーシェル」は有名で、遠くからわざわざ足を運ぶ人がいるほどだそうです。店主の戸田晶さんはもともと兵庫県宝塚市でお店をしていましたが、阪神淡路大震災を機に実家のある海南市に近い紀美野町へ移住し、20年前から同じメニューで変えずにおよそ40種類のパンを提供しています。窓際のテーブル席では素晴らしい景色を眺めながらパンを食べることができます。


「きみのフルーツ」の吉瀬雄也さんは東京大学出身で、東大卒業後医療メーカーに勤務していましたが、気象会社でお天気キャスターをしていた奥様の吉瀬りえさんとともに2年前に紀美野町へ移住し、農園「きみのフルーツ」をつくりインターネットで販売をしています。はるみ(みかん)は2キログラム1580円〜(税込)、1本にハッサク6個を使用したジュース「HASSAKU」は6本入2990円〜(税込)となっており、味が濃くとても美味しいそうです。


そして最後はススキの名所「生石(おいし)高原」です。「山の家おいし」の西川泰寿さんは「木が凍っているのも綺麗ですよ」と目を細めます。取材日は大阪からの観光客も来ていて、やまひろアナはこの観光客と一緒に大きな岩に腰掛け、無心に足をぷらぷら揺らして癒されている様子でした。


和歌山県海草郡紀美野町は和歌山電鐵「貴志駅」から車でおよそ15分。JR海南駅から「大十オレンジバス」でおよそ25分。海南東ICから車でおよそ20分です。(ライター:hisa)

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