ぬるま湯で洗顔した後、そのまま顔を拭いていませんか?肌の血色が悪いのは〈脳疲労〉が原因かも。きれいな肌色を取り戻す方法

2024年2月27日(火)12時30分 婦人公論.jp


(撮影◎山口恵史 イラスト◎さとうあゆみ)

日焼けをしたわけではないのに肌の色が暗くなり、顔色がどんより沈んで不健康そうに見える……。そんな大人の肌ぐすみ、原因は一つではなく、しかも冬の間に進行しやすいのだとか。根本からケアし、透明感と血色感のある明るい肌色で春を迎えましょう(撮影◎山口恵史 取材・文◎片岡えり スタイリング◎山本遥奈 イラスト◎さとうあゆみ)

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大人の肌色を濁らせる代謝の低下×血流の滞り


肌の色に茶色や黄色が混ざり、濁って見える。年齢を重ねるほど血色感と透明感が消えていくのはなぜなのか——。その理由と解決策を、美容家でエステティシャンの瀬戸口めぐみさんに聞くと、「体の状態がダイレクトに表れるのが肌。代謝の低下や血流の滞りも肌を暗く見せる大きな要因ですから、一晩ぐっすり眠れば消えるというものではありません。特に気温が下がり、運動不足や冷えが気になる冬は循環が悪くなるもの。体を内側からしっかり整える必要があります。天気のいい日は少しでも歩く、毎晩寝る前に入浴するなど、血流アップの習慣を意識して」と、話します。

(ポイント1)全身の血流改善で血色感アップ



ウォーキングなどの運動が難しい場合は、マッサージボールやゴルフボールを足裏で転がし刺激。これだけでも全身に血液が巡ります(イラスト◎さとうあゆみ)

また、首や肩、頭が凝る人も肌がくすみやすい傾向が。

「上半身がこわばり動きが悪いと、顔のリンパや血流が滞りやすくなります。バスタイムやリラックスタイムに、肩甲骨回しや頭皮マッサージ、後頭部のブラッシングを取り入れ、顔周りの緊張を緩めるようにしましょう」(瀬戸口さん。以下同)

(ポイント2)ヘッドマッサージで頭の凝りと脳疲労の解消を



入浴中に髪のトリートメントをする際、人差し指から小指までの4本の指を生え際に入れ、頭頂部に向かって引き上げ、頭皮をほぐします

実は現代人に多い《脳疲労》も、肌の色に悪影響を与えているそうです。

「ストレスや寝不足、疲労、長時間のスマホやパソコン使用が続くと、脳の疲れが取れず、頭の中に熱がこもっている状態に。すると肌の深部で微弱炎症が起こり、くすみを招きます。手足が冷えるのに頭はのぼせる、赤黒い感じのくすみがあるという人は、脳疲労で鬱血している可能性も。このタイプは、溜まった熱を放出し、深部の炎症を鎮静させるために、冷水や冷たいタオルで顔を冷やすケアがおすすめです」

(ポイント3)洗顔の仕上げは冷水で肌を鎮静させて



洗顔する時は、ぬるま湯ですすいだあとに、耳下腺を意識しながら水で2〜3回流しましょう。朝は冷たいタオルで1分程度顔を覆うのも効果的

ほかに、体内の酸化や糖化も黄ぐすみを加速させます。

「甘いものや糖質の摂りすぎに注意したり、抗酸化作用のある食品を摂ったりすることも大切です。インナーケアで肌に変化を感じるには、最低でも1ヵ月はかかると覚悟して続けてください」

クレンジングと化粧水の使い方で肌が明るく!


体の中を整えることと並行して、スキンケアも見直す必要があります。

「まずはクレンジング。顔には約20万個の毛穴があり、目に見えないミクロの汚れが付着しています。化粧をしていない日でも丁寧なクレンジングで毛穴を掃除し、メラニンを含む古い角質を取り去ってください。それを続ければ、乾燥や肌荒れが落ち着くことも多いのです」

もう一つ、透明感アップに直結するのは肌の潤い。

「太陽光をきれいに跳ね返す肌の条件は、キメがなめらかに整っていること、そして角層がしっかり潤っていること。それを叶えるのは化粧水でのケアです。チャチャッとなじませるだけでは、角層に水分を十分に溜められません。最低でも3回くらいに分けて押し込み、コットンを使ったローションパックやシートマスクもしたいところ。たっぷり与えるケアを1週間続けると、乾燥やごわつきが消え、光の反射率が高まり透明感も格段にアップ。そのあとに使う美容液やクリームの効果も上がります」

さらに、肌の明るさを引き出すのが、スペシャルケアです。「肌に蓄積したメラニンは美白アイテムを使って排出し、エイジングや炎症の原因になる酸化物質はデトックスマスクで取り去る。とはいえ、一生懸命やりすぎて肌を摩擦するとキメが乱れ、炎症や色素沈着の原因にも。優しい基本のケアで、肌を慈しむことから始めましょう」

大人世代は、体の中からのケアが重要!


1:エイジウェル 30粒入り ¥13,940/グラッズ
瀬戸口めぐみさんがプロデュース。4年に一度しか収穫できない高麗人参の実と吸収のよい6年根醗酵紅参に、ビタミンCをプラス。1日1粒で若々しく元気に。

2:オバジC インナーリポショット 31日分¥8,370/ロート製薬
水なしで飲める顆粒タイプの高濃度ビタミンC。ツボクサエキスやヒハツエキス、コラーゲンペプチドなど、美容に嬉しい成分もたっぷり。

3:エイジリリース 60粒 ¥5,346/アムリターラ
糖化によって生まれる悪玉物質の蓄積に着目。バロアッスルエキスやクマザサエキスなどの植物成分で今と未来の糖化を防ぐ。炭水化物や甘いものを食べすぎる人にも。

4:アクティブサプリ ビタミンA+C+E 60粒¥3,240/プロティア・ジャパン
ビタミンA・C・E、βカロテン、亜鉛、セレンなど、エイジングケアに効果的なビタミンやミネラルをバランスよく配合。紫外線のダメージも補修。

5:FTCブライトチャージ 120粒入り ¥13,500/FTC
君島十和子さんのこだわりが凝縮。UVダメージから保護しメラニンの生成を抑制する効果が。バリア機能を高め、ヒハツエキスで巡りを促し、乳酸菌で腸内環境を整える。

※記事内の商品価格はすべて税込です

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