秋田に出現した巨大ネコ雪像 暖かさで「化け猫」に変身してしまう

2019年3月1日(金)17時0分 Jタウンネット

秋田では知らない人はいない(?)ご当地ヒーロー「超神ネイガー」が2019年2月22日に投稿したツイートが話題になった。


?(●´ω`●) ニャーン #猫の日#雪解け
※撮影場所:東由利船木地区 pic.twitter.com/diD9KbCnp0
- 超神ネイガー (@neiger_akita) 2019年2月21日

写真は、ニャーンともかわいい猫の雪像のようだが、なんとも残念なことに、かなり溶けてクターとなってしまっている。2月22日の「猫の日」にあわせて、投稿したようだ。


撮影場所として東由利船木とあるが、いったいどこ? どんな目的でつくられた「猫ちゃん」なのだろう?


Jタウンネット編集部は秋田に電話して、詳細を突き止めることにした。


「私が猫好きだからです」


まず秋田県の由利本荘市役所に問い合わせてみた。東由利総合支所産業課の担当者も「そういえば猫の雪像を見たことがある」と言ってはくれたが、誰が何の目的でつくっているのかは分からない、とのこと。やっと探し当ててくれたのは、地元の船木地区で建設会社を経営する大庭時晴さんだった。


「あれはまったく個人的な楽しみでつくったものです。旧暦の小正月のために、仲間数人と協力してつくりました。仕事がら建設用機材はありますから、それを活用させてもらいましたよ。2月17日に完成しましたが、幅約5メートル、高さ約3メートルの大きさなので、達成感はありましたね。これを観ながら、秋田の地酒で乾杯するのが何よりの楽しみです。美味い酒を飲む口実かもしれません(笑)」



小正月行事というと、秋田県は盛んなような気がするが、横手や湯沢、六郷などの行事はよく知られているが、由利本荘市ではあまり盛んではないという。「何かやってみたいな、という気もありますね。お酒を飲む口実であってもね」と大庭さん。


「なぜ猫なのか? 私が猫好きだからですよ。ま、猫好きというより、『〇ティちゃん』好きかな」と大庭さんは笑う。ちなみに大庭さんは65歳だ。〇ティちゃん好きの65歳がいてもいいではないか。


雪像をつくり始めた2月上旬は雪も豊富だったが、「今年は急に天候がよくなって、気温が上がってきましてね。せっかくきれいに仕上げたのに、どんどん溶けてきまして、しまいには『化け猫』のようになってしまったので、早々に撤去しました」と大庭さん。


溶け始めてからの写真が撮影され、スライムとか化け猫とか噂されながらも、それなりに使命は果たしたのかもしれない。秋田を守る「超神ネイガー」の目にとまり、ツイッターで話題となったわけだから......。


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