このご時世にご飯おかわり自由! 「餃子よしこ」大崎店のジャーに貼られた至極真っ当な注意書き

2025年3月5日(水)14時55分 ロケットニュース24

米の高騰はいつまで続くのか? 備蓄米の放出が決まったとのことだが、価格に大きな変化はなく、今夏も厳しいとかなんとか……。米食いてえなあ、腹いっぱい米を食いてえよな

以前なら定食屋やラーメン店のライス食べ放題はオマケとしか感じなかったのに、今は贅沢にすら思える

そんなライス食べ放題を実施しているお店を今回は紹介したい。「大阪餃子専門店 餃子よしこ」の大崎店はランチの定食限定でライスおかわり自由!! ありがてえ、このご時世にマジでありがてえよ〜!

・昭和22年?
餃子よしこの1号店が五反田にオープンしたのは2021年のことである。オープン当初からその存在を知っていたけど、当時はランチをやってなくて行くことができなかった。

それから4年を経る間に、5店舗を展開するに至り、都立家政には冷凍餃子販売の無人店舗までできている。なお、実はこのお店は大阪焼肉ふたごの姉妹ブランドである。

私(佐藤)が訪ねたのは、定食を提供している大崎店だ。ここは昨年12月に誕生したばかりの新しいお店。しかしながら、老舗のような雰囲気。

看板をよく見ると、「昭和22年」とある。え? そんなに古くからあるの!? いやいや1号店は先も述べたように2021年(令和3年)に出店しているので、まだ4年しか経っていないはず

それじゃあ昭和22年ってナニ!? この数字はよしこさんの生年なのだとか。よしこさんは焼肉ふたごの創業兄弟(双子)のお母さん。その母の味を再現したのがここの餃子。創業年ではなくよしこさんの生年を記すとは……。

・セルフでおかわり
さて、ランチメニューを見ると、定食は6種類ある。

いずれもランチはご飯食べ放題! ありがてえ、マジでありがてえ。以前はライス食べ放題に見向きもしなかった私でも、今はご馳走だと思える。企業努力を感じずにはいられない。マジでありがてえ

では、さっそく定食をと券売機の前に立ち、お金を入れたところ……

今の今まで購入可能だったはずの定食全部に「×」がついた! これは一体どういうこと? もしかして数量限定だったとか? あわててお店の人に「買えないんですけど……」というと、「ご飯切れちゃったんですよ」とのこと。マジか! 米を食いに来たのに〜。

だが、「もうすぐ炊けますので、少しお待ちください」。よかった! 釜を入れ替えるタイミングだったのね。それで一旦、券売機を止めたということらしい。よかった、マジで。

お店は微妙に駅から遠くて、雨の降る中を歩いてきたから、これで食べられなかったらショックだったよ。昨日は気温が20度越えてたのに、今日は雪が降ってやがる。どんな天候やねん。春なの? 冬なの? はっきりしろーーッ! ……そんなことを思いながらしばし待って食券購入。

お店はフードコート形式で、食券を買ったら席で待ち、呼び出されたら取りに行くというスタイルだ。自分の番号が呼ばれたのでカウンターまで取りに行くと、トレーの上にご飯がない! ご飯どこ!? ふと、横を見るとジャーがあった。これは……。

自分でご飯を盛り付ける方式。つまりはセルフサービスでおかわり自由ってことなのね。なるほど、さっきはこのご飯が空っぽになってたというわけだな。

ジャーの上には食べ残しに関する注意書きがある。米価が高い中でもおかわり自由にしているのに、食べ残されたらお店にとってたまったものではない。廃止にならないように、食べられる量だけ取るようにしよう

この厳しい時代に、ライスおかわり自由に感謝です! 頂きます!

・食べられる分だけ
私が頼んだのは、「餃子よしこ焼き定食」(税込1090円)。ご飯・スープ・餃子・よしこ焼き・マカロニサラダ・漬物・きんぴらごぼうというラインナップ。

餃子はいわゆる「ひとくち餃子」である。大阪は北新地がその発祥とされているのだが、それとよしこさんの間に何らかの関係があるかは不明だ。ふたご創業兄弟はコレを食べて育ったらしい。

小ぶりで皮はパリっとしており、餡はニンニクがきいている。1皿くらいはペロリと平らげられてしまうな。ちなみに単品オーダーは税込410円。5皿くらいなら余裕で食えそうだ

続いてよしこ焼き。これはオープンオムレツといったところかな。

これもニンニクがきいてて、酒のアテに良さそうだ。できればしょう油、もしくはソース、いやケチャップも合うかも。どんな調味料をも味方につけられる、万能おかずである。

最後はご飯に餃子をのっけて、餃子ライスを楽しみました。これはたしかにご飯のおかわりが欲しくなるところ。だが、私はこの一膳でやめておいた。他の席の若い男性は2度、3度を席を立って、ご飯のおかわりを楽しんでいる。

早く安心してご飯を腹いっぱい食べられる状態に戻るといい。それまで、餃子よしこのおかわり自由が続くことを願っている。だから、食べられる分だけ盛るようにしましょうね

・今回訪問した店舗の情報
店名 大阪餃子専門店 餃子よしこ 大崎店
住所 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー 1F
時間 11:30〜14:30 17:00〜22:00
定休日 日祝

参考リンク:大阪餃子専門店 餃子よしこ、株式会社FTG Company
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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