新型コロナでも在宅ワークにならない人の声「高齢の上司に出社しないと休み扱いにされる」「総務職なので会社に居ないと」
2020年3月9日(月)7時0分 キャリコネニュース
新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークに切り替える企業が増えている。一方、通常業務のままの人からは「在宅勤務になってほしい」「なって欲しいが、テレワークの環境が整っていない」など不満の声が相次いでいる。
大阪府在住の50代男性は、「総務職なのでまず一番会社に居ないといけない」という。その際、満員電車を避けるため時差出勤が導入されているが「自分だけ関係なく通常通りの勤務時間である。なんなら鍵明けでみんなより早い」とこぼす。
「社員食堂は毎日イベント会場並みの人混みで、命がけで昼食を取らなければいけない」
通勤について不満を抱く人も少なくはない。埼玉県在住の20代男性は「満員電車で通勤することのリスクに不安を感じている」と綴る。鉄道各社は感染拡大防止のため窓を開けての走行を行っているが、他人と至近距離で一定時間いること自体が気になるようだ。
別の大阪府在住の50代男性も「在勤になってほしいですね」という。現在、電車で通勤しているが「いまだにマスクしない人が多いです。大阪の環状線なので危険なんですが、危機感無い人多すぎなのか、私が気にしすぎなのか……」と戸惑いを顕にした。
また「在宅が出来ない職種なので、羨ましいけど仕方ない」(管理・事務職/長野県/50代女性)という人もいる。大坂不在住の50代女性は「百貨店の販売員なので在宅勤務は不可能」と綴る。
「社員食堂は毎日イベント会場並みの人混みで、命がけで昼食を取らなければいけない。食堂以外に食べる場所もない。百貨店にはお客さんは全くいなくて閑散としている。仕事に行っている意味がわからない」
"コロナショック"で百貨店の売り上げは2〜4割減とも言われている。早期の収束を願うばかりだ。
「仕事内容としては在宅でも対応可能なので認めて欲しい」
中には、勤務先が在宅ワークに切り替えたとしても、厄介な事情があってできない人もいる。東京在住の40代男性もその一人だ。
「人事は在宅勤務を解禁したが、実質的には在宅勤務が運用できない。上司に禁止されている。上司が高齢で、会社にいないと休んでいると言われてしまう」
山口県在住の40代男性は、子どもが休校になっても自分たちは出社しなければいけないという状況に苦しんでいる。夫婦共働きで、お互い職場では責任のある立場だという。妻の職場は在宅になっておらず、
「何とか学童には行けているが、人数的には限界のよう。毎日預けているが、迎え時に『自宅で見られる人はなるべく自宅で見て欲しい。明日は自宅で見れませんか?』と言われる」
と明かす。男性の職場は「仕事内容としては在宅でも対応可能なのでそれを認めて欲しい」というが、「会社の雰囲気はそれを許す空気でなく、無理に休みを取れば社内での立場が……と悩ましい」と綴っている。
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