【第96回アカデミー賞】助演女優賞は『ホールドオーバーズ』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ

2024年3月11日(月)8時25分 シネマカフェ

ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ Photo by Kevin Winter/Getty Images

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第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』に出演したダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を初受賞した。

過去に、アカデミー脚色賞を2度受賞しているアレクサンダー・ペイン監督の最新作。1970年の米ニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人の物語が紡がれる。ランドルフは、ひとり息子をベトナムで亡くした学校の料理長メアリー・ラム役を演じ、オスカー前哨戦であるゴールデングローブ賞<ミュージカル・コメディ部門>、米俳優組合(SAG)主催のSAG賞で、助演女優賞を獲得していた。

なお、本作は作品賞、脚本賞、主演男優賞(ポール・ジアマッティ)、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた。

受賞コメント
神は素晴らしい方です。私は、自分自身がこんなキャリアを歩むとは思っていませんでした。キャリアのスタートは、歌手だったのです。母は私に『あの通りの向こうにある劇場に行きなさい。何かがあるはずだから』と言ってくれたんです。母に感謝します。私のそばにいてくれたたち、導いてくれた人たち、ここにいるすべての美しい人たちに感謝します。

長年、私はいつも“自分とは違う何か”になりたいと思っていましたが、今はただ、私らしくいればいいと気づきました。私のことを見てくれて、ありがとうございます。私はクラスで、ただひとりの黒人の女の子だったのですが、先生は私を見出してくれましたし、導いてくれました。私が不安を抱いても、『大丈夫よ、今から自分の道のりを切り開きましょう』と言ってくれました。私のことを見守ってくれて、ありがとう。

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は6月21日(金)から、東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。

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