コックの帽子が「長い」理由、知っていますか? 

2019年3月11日(月)8時0分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年2月25日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、コックさんの帽子の話題が取り上げられました。


きっかけは、番組のアナウンサーが、ホテルのランチバイキングの取材に行ったとき、料理長さんのコック帽がとても長くて驚いたこと。いったいなぜ、コックさんの帽子は長いのでしょうか?


帽子の中には、これまで培った経験が


街頭インタビューで尋ねてみると、「かっこよく見せるため」「料理人のシンボルでは?」「緊張感を持たせるため」「帽子の長さで腕の良さが決まっている」などの意見がありました。


実際に、長さ30センチのコック帽をかぶっているホテルの料理長に聞いてみると、意外な理由が分かりました。


19〜20世紀前半にオーギュスト・エスコフィエという偉大な料理人がいたそうです。


洋食界では有名でエスコフィエが書いた「料理の手引き」は今でも料理人のバイブルなのだとか。


そのエスコフィエは身長が低かったので、自分を大きく見せるため長い帽子をかぶって、指示を出していたのだそうです。その長い帽子が広まっていったのです。


その長さも近年では、経験年数や腕前で3種類に分けられており、一般スタッフは20センチ、料理長の右腕は26センチ、料理長は30センチの帽子をかぶるのが一般的となっています。


長さを分けたのは、風格を見せるための区別やお客さんへの安心、安全へのアピールでもあるのです。


長〜い帽子の中に入っているのは、これまでに培った経験なのかもしれません。(ライター:りえ160)

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