生理中のコーヒーやお菓子は体に悪いって本当?【管理栄養士が解説】

2024年3月14日(木)20時45分 All About

「生理中はコーヒーを飲んではいけない」って本当? 生理中に気を付けたい食べ物・飲み物はありますが、神経質になりすぎてストレスを溜めてしまうのもよくありません。わかりやすく解説します。

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Q. 生理中にコーヒーやお菓子はよくないと聞きました。本当でしょうか?

Q. 「生理中にコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりすると、体によくないと聞きました。本当でしょうか?」

A. 体を冷やすことで生理痛の悪化を招くものがあります。楽しむときも適量に

生理中であってもあまり神経質になりすぎず、バランスよく食事を楽しむことが大切です。お菓子やコーヒーを一切口にするべきではない、ということはありません。とはいえ、生理痛を悪化させる要素がある食べ物・飲み物もあります。
以下でご紹介しますので、摂りすぎないようにするとよいかもしれません。

アイスクリームや冷たい飲み物など、体を冷やす食べ物

体が冷えて血流が悪くなり、経血がスムーズに排泄されず生理痛を悪化させてしまうことがあります。

お菓子などの糖類の多い食べ物

砂糖を多く含む食べ物は、ホルモンバランスの乱れにもつながると言われています。食べ過ぎないように気を付けて、できればフルーツ類などを適度に食べるのがいいでしょう。

添加物が多いインスタント食品 

インスタント食品は便利なものですが、調味料(重合リン酸塩)や乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル)などの添加物や塩分が多く使われているため、血流が悪くなる恐れがあります。血流が悪くなると生理痛の悪化にもつながりますので、特に生理中はできれば避けた方がよいでしょう。

アルコール類

血流が促進されることで経血量が増えてしまうことがありますので、飲む量は控えめにしましょう。

コーヒーや濃いお茶などのカフェインの多い飲み物

カフェインを多く含む飲み物には体を冷やす作用があり、体が冷えると生理痛が悪化しやすくなります。
繰り返しになりますが、生理中は以上のものを完全に断つべきということではありません。ストレスにならないように、バランスのよい食生活を楽しみながら、快適に乗り切ってください。

平井 千里プロフィール

メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。
(文:平井 千里(管理栄養士))

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