フリーランス8割超が「会社員を経験して良かった」と回答 – 理由は?

GMOクリエイターズネットワークは3月14日、「フリーランスになる前の会社員経験」に関する調査結果を発表した。調査は2月14日〜19日、同社運営の金融支援サービス「FREENANCE byGMO」に登録しているユーザー649名を対象にWebで行われた。
調査によると、「フリーランスになる前に、会社員を経験した」という人は88.9%と、およそ9割。「フリーランスになる前に、会社員を経験してよかったと思いますか?」と尋ねたところ、81.8%が「思う」と回答。「やや思う」と合わせると95.8%にのぼり、ほとんどの回答者が、会社員時代の経験をポジティブにとらえていることがわかった。
続いて、フリーランスになって、「会社員時代に身につけることができてよかった」と思うことを教えてもらったところ、「社会人の基本マナー」が最も多く74.9%。「PCスキル」(49.9%)や「人脈」(31.9%)よりも、上司や先輩がいる会社だからこそ学べる基本マナーのありがたみを実感する傾向にあるよう。
具体的にどのような基本マナーが役に立ったかを聞くと、「メールの書き方。社外の人に対する敬語表現などを学んだ(エンジニア)」「電話とメールの使い分け。内容やタイミングによって電話とメールのどちらが適切か判断できるようになった(ライター)」「独立前に経験した接客業で顧客に対する言葉遣いや態度を学んだ。一方で、対面での接客が中心だったためメールの作法を深く知らず、独立後、メールを送る際に敬称の使い方を間違ってしまった(士業)」といった声が寄せられた。
次に、「将来フリーランスになるなら、どの部署を経験しておくことをお勧めしますか?」と質問したところ、顧客と接する機会が多い「営業・マーケティング部」(61.7%)がトップに。次いで、お金の知識を習得できる「経理・財務部」(35.2%)となった。
最後に、どのくらいの期間会社員を経験するのが理想的かと質問すると、「期間は関係ないと思う」が最多の40.4%。次いで「4〜6年」(26.5%)、「1〜3年」(12.5%)と続いた。
※「FREENANCE byGMO」調べ