夜の二子新地はイケオジの街!?<前編> 高井英彦会長がナビゲート!【心と舌で楽しむ商店街の歩き方2】
2025年3月21日(金)12時0分 食楽web
食楽web
●住んでみないとわからない、住んでいても意外と気がつかない商店街の魅⼒を、⼈、⾷、物語を通じて伝えていく連載です。
もともと多摩川沿いの宿場町として発展してきた二子新地周辺、川崎市高津区エリアには、大山街道ふるさと館をはじめ、岡本太郎の母・岡本かの子ゆかりの地など文化的スポットが点在しており、歴史と芸術が交錯する面影は、街歩きにちょっとしたワクワクを添えてくれます。
老舗がある一方で、クラフトビールや音楽カルチャーを取り入れたバーなど、新しい店舗も続々登場しているのが近年のトレンドとなっています。
古くからの人情と新しい感性が程よく溶け合い、肩肘張らずに“街の空気”を楽しめるのが二子新地の魅力です。
そんな二子新地を、二子大通り商和会会長、二子新地グルメの会実行委員会・高井英彦さんにナビゲートしていただき、さらなる魅力を発見していきます。
前回の昼の部に続き、今回は夜の部の前編。
1晩で4軒ハシゴ、飲まずとも立ち寄ったお店7軒とやっぱり高井会長は”溢れる漢”でした。
冷蔵庫から好きなビールを選んで店内角打ちで飲むも良し、買って帰るも良しなスタイル
『RIVERSIDE BASE HOME FIELD』は国内外50種類以上のクラフトビールが揃うお店です。洒落た空間だなぁと店内を見回していると、
「TGIF(Thank God, it's Friday!)=花金をテーマにしたアパレルも展開しているんです。」と渋谷店長。
「I'm not drunk!」まだ酔ってないよ!という主張するキャップなど個性的なグッズ展開
”洗濯が終わるのを待ちがならビール”というライフスタイルがここにありました
クラフトビール、洋服、雑貨、コーヒーまである上に、コインランドリーも併設されているなんとも不思議なお店。
近況を語り合う渋谷店長と高井会長
「今日はいませんが、ここのオーナーは一緒に音楽イベント『FUTAKOSHINCHI RIVERSIDE FESTIVAL』をやっている仲間なんです。実は、二子新地ならではのクラフトビールがあって、是非飲んでいただきたいんです。」と高井会長。
二子新地ならではのクラフトビール「KARYU IPA 花柳」とは
使用しているホップはEl Dorado, Cascade, Strata, Chinookの4種
ポートランド『HOPWORKS BREWERY』と、二子新地『CRAFTHOUSE TALKIE’S』、溝の口『THE YOKE』、そして『RIVERSIDE BASE』のコラボレーションにより生まれたクラフトビールが「KARYU IPA 花柳」。
芸者が行き交い、三味線の音はずむ花柳街だった二子新地の名残と多摩川下流の風情をビールとデザインに落とし込んだ一品。まだ数店でしか飲めない、まさに二子新地ならではのクラフトビール。IPA好きは要チェックです。
フルーティーな香り、ドライな後味、ほのかに残る苦味の余韻。二子新地発のビールで喉を潤したところで「それでは行きますか」と高井会長。
次のお店へ向かいます。
●SHOP INFO
RIVERSIDE BASE HOME FIELD (リバーサイドベースホームフィールド)
住:神奈川県川崎市高津区諏訪1-22-1 HouseHouseホーム1
TEL: 044-322-9568
営:月・水・木・金曜15:00〜22:00、土曜13:00〜22:00、日曜13:00〜21:00
休:火曜
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14097782/
3代目のイケオジが焼く鉄串の焼き鳥がウマい『㐂月』
自慢の焼き鳥を焼く3代目。写真奥は2代目。息の合ったコンビネーションでお店を切り盛り
「溝の口で43年、二子新地に移って今年で30年になります。創業当時からずーっと鉄串を使っているのがこだわりです。表面だけでなく、中からも熱が浸透するのでムラなく焼き上がります。お店は今年で73年目、私で3代目になります。」
緑茶割りをいただきます。呑助にはうれしい焼酎の量多め
左から「たん」「かしら」「若とり」「ササミの梅ワサビ」「チーピー肉巻き」
綺麗に焼き上がった焼き鳥は、言うまでもなくどれもおいしく、丁寧な仕事を感じます。
特に「チーピー肉巻き」は供されたらすぐに食べるのがおすすめ。チーズのトロトロ感が絶妙です。
「焼き鳥も季節の料理もお酒もおいしいですが、『㐂月』はお店の雰囲気と人柄が最高ですよ。『㐂月』に限らず二子新地には会いたくなる人がいるお店があるんです。アットホームな雰囲気に惹かれる人が多いと思います」と高井会長が話すと、常連の女性が乱入します。
2代目からしたら孫の年齢に近い常連さん。若者から年配まで楽しく飲める雰囲気が魅力
「イケオジも!二子新地にはイケオジがたくさんいるんです。イケオジ特集をやった方が良いです。高井さんもイケオジだし、ジュニアさん(3代目)だってイケオジだし!」
「イケオジって何歳くらいからイケオジなの?」と3代目
「見た目でいいんじゃん?見た目50歳以上で!」と高井会長
「ジュニアさんは仕事では割烹着だけど、休みの日に会うとバリっとしてイケオジ雑誌の表紙みたいなんです!」と常連さん。
「イケオジ大会があったら、二子新地は勝てそうだ。」と高井会長。
イケオジ大会、どんな大会なのでしょうか?
とりあえず、イケオジの定義が決まり、二子新地にはイケオジが多いという情報を得たところで次のお店へ向かいます。
●SHOP INFO
㐂月
住:神奈川県川崎市高津区二子2-1-8石崎ビル1F
TEL:044-822-3222
営:17:00〜23:00(L.O)
休:日曜
https://www.instagram.com/p/DEITTjzz6jV/
雨が降ってきたので、『㐂月』から近い高井会長のお店で傘を借りることに
「うちの店は紹介しなくていいよ」といいつつ、「うちのピザ職人」と撮影を促す高井会長
『ピッツェリア クアーレ』のピザ職人さん
『ピッツェリア クアーレ』は窯焼きのローマピッツァ、 オリジナルのクリームフォンデュが人気のピッツェリア・バール。
ピッツァをはじめ、沢山のフードメニューとワインもあり、様々なシチュエーションで楽しめるお店です。ピッツァのテイクアウトもあります。
●SHOP INFO
ピッツェリア クアーレ
住:神奈川県川崎市高津区二子1-1-10 テラオビル1F
tel:044-822-3308
営:月〜金曜15:00〜23:00、土曜12:00〜15:00、17:00〜23:00、日・祝日12:00〜15:00、17:00〜22:30
休:水曜
https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140505/14052334/
寄りたいお店があると高井会長が立ち寄ったお店を簡単に紹介して、前編を終わりたいと思います。
後編は花柳のドラフトを味わい、イケオジ2人を訪ね、そこでまた『㐂月』で会った常連客と再会するという展開です。お楽しみに。
高井会長が立ち寄った店(コメント付き)
ドスコイ酒場 ちゃんこ 芝松 二子新地店「『TVチャンピオン』(テレビ東京)で優勝したお店で、遠方からのファンも多いお店です。」
●SHOP INFO
ドスコイ酒場 ちゃんこ 芝松 二子新地店
住:神奈川県川崎市高津区二子1-2-5
tel:044-811-3696
営:17:00〜22:00
休:月曜
https://www.instagram.com/shibamatsu_25/#
「一緒に商店街を盛り上げてくれる方なんです」
●SHOP INFO
フラワーショップハラ 有限会社原生花店
住:神奈川県川崎市高津区二子1-3-2
tel:044-812-4187
営:9:00〜19:00
休:水曜
https://flowershophara.com/
「家庭用にもギフトにも喜ばれるお菓子のお店です。『いちごのハートメレンゲ』がオーナーのおすすめです。」
●SHOP INFO
パティスリー・エドヒビノ
住:神奈川県川崎市高津区二子1-7-13
tel:044-833-4015
営:10:00〜20:00
休:水曜
https://edo-hibino.com/
「二子新地の台湾フェスで協力いただいているお店です。『辛!旨!!ワンタン ラー油がけ』がおいしくて、よく食べます。」
●SHOP INFO
麺線屋formosa
住:神奈川県川崎市高津区二子2-15-7
tel:050-5847-7248
営:11:30〜14:30(L.O14:00)、17:30〜22:00(L.O21:30)
休:第一火曜、火曜のランチタイム
https://www.instagram.com/formosa.cafe2015/?hl=ja
「川崎の地場野菜や契約農家から仕入れる食材にこだわったイタリアンのお店です。店頭販売しているテイクアウト商品に注目です。」
●SHOP INFO
nico luce
住:神奈川県川崎市高津区二子2-8-7
tel:044-767-0869
営:11:30〜14:30、18:00〜22:00
休:水、第3木曜
http://nico-luce.com/
「台湾スイーツ豆花専門のお店です。二子新地の台湾フェスの中心的お店です。」
●SHOP INFO
黒猫豆花
住:神奈川県川崎市高津区二子2丁目7−40 フォーレスト多摩川 102
tel:044-455-4026
営:10:00〜21:00
休:水曜
https://kuroneko-douhua.com/
後編へ続きます
(企画・取材◎ヨネダ商店)