非正規雇用やアルバイトだったら、老後に備えてどのようにお金を貯めたらいい?

2024年3月22日(金)21時20分 All About

皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、派遣やアルバイトで収入が少ない人の老後の備え方についてです。

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お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとした疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。
今回は、派遣やアルバイトで収入が少ない人の老後の備え方についてです。

Q:派遣で働いて収入が少ないのですが、そういう人は老後にどう備える?

「今まで派遣やアルバイトを転々としており、ずっと収入は少なかったです。また年金も払ったり払わなかったりです。そろそろ50代となります。老後に備えるポイントについて教えてください」(47歳・派遣社員・一人暮らし)

A:老後、どのような生活を送りたいのかを考えてみましょう

50代を前に、老後に備えるポイントが気になってきたのですね。実は、年金を払ったり、払わなかったりしている人は、意外といます。そのような人が老後を迎えるためには、どのような点を心がけていくとよいのでしょうか?
大切なことは、老後=セカンドライフを迎えるにあたり、どのような生活を送りたいのかということです。自分が望むライフスタイル、生活によって、必要になるお金は違ってきます。
今、住んでいるところでそのまま暮らすのか、住み替えを希望するときにはどこで暮らすのか、何歳まで仕事を続けるのか、今たしなんでいる趣味生活は続けるのか、セカンドライフを迎えてから挑戦したいことがあるか等、考えてみてください。
希望する生活が分かったら、必要な費用を算出し、いくら足りないのかを考え、これからの働き方や準備するべきことを把握しておきましょう。
年金を支払っていないときもあったとのこと。今からでも支払えば、将来の年金受給額を増やすことができます。
国民年金保険料は、納付期限から2年以内なら納めることができます。手元に納付書があれば、それで支払いましょう。もし、保険料の免除等の承認を受けている期間があるのなら、10年前までさかのぼって追納できます。自分の年金がどのようになっているのか分からないなら、住所地を管轄する年金事務所に問い合わせてください。
金銭的に不安があるのなら、現状の収入を増やして貯蓄に回すとよいでしょう。また、収入が限られる中で病気にかかると、医療費の捻出も負担になってきます。医療保険に加入しておくとよいでしょう。
その他、前倒しで支払えるものや必ず捻出しなければならないものを洗い出しておき、事前に準備しておくと安心です。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))

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