日本の真の権力者は「在日米軍司令官、駐日米国大使、CIA」だった! 大手左派系メディアも批判できない日本政治の本当のカラクリとは?=ジェームズ斉藤

2023年4月2日(日)11時0分 tocana

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


ジェームズ:前回の記事でアメリカの大使についての話をしましたが、大使の仕事とは何か? 大使の任務とはどういうものかを、日本人はあまり理解していないようですね。


──駐日アメリカ大使がそんなに重要な人物とは知りませんでした。


ジェームズ:最近のアメリカ大使は目立った動きはしませんからね。私は世界中のアメリカ大使と交流し、一部彼らの仕事にも関わってきたのでわかるのですが、日本のアメリカ大使は世界のアメリカ大使の中でも特別な存在です。国務省のキャリア外交官でも得ることができない超重要なポストです。必ず大統領肝入りの政治人事で、しかも将来大統領候補になる可能性がある者だけが送られてきます。要は駐日アメリカ大使とは「大統領の番犬」です。


──そんな凄いんですか!?


ジェームズ:はい。昔のアメリカ大使はエドウィン・ライシャワーのように「JFKの番犬」として当時の池田勇人首相&自民党宏池会と蜜月関係を演出し「ライシャワー・ブーム」をもたらした場合もあれば、「格闘家大使」として大使館の活動として総合格闘技ビジネスを全面支援し、日本人の人気を博したトーマス・フォーリーのような珍しいケースもあります。最近はそのような強いキャラのアメリカ大使がいなくなっていたので、存在感がなくなっていましたね。その理由はアメリカにとっての日本の重要性が落ちてきたということです。第一、現在のエマニュエル大使が2022年4月に赴任する前は、赤坂のアメリカ大使館に正式な大使すらいなく、ただの国務省の官僚が数年も臨時大使を勤めていました。そもそも読者の皆さんもエマニュエル大使の前任者を覚えているでしょうか? 


──JFKの娘とかですかね。


ジェームズ:オバマ政権時のキャロライン・ケネディですね。彼女は夫がユダヤ人富豪のエドウィン・シュロスバーグでやはりゴリゴリの極左です。安倍総理の靖国参拝に反対したり、イルカ漁の批判をしたり、日本の極左活動を活性化させたのは彼女です。


──確かに内政干渉ばかりしてましたね、彼女は。


ジェームズ:それ以後は、アメリカ大使の存在感は薄くなり、過去10年間のアメリカの「日本軽視路線」が踏襲された証しです。阪急電車に乗り「ハンキュー・ヴェリー・マッチ!」とツイートしたり「ゴリゴリの極左」としてLGBTQパレードに参加するような多彩な顔を持つ、いまのラーム・エマニュエル大使は例外に当たります。


──アメリカが思う日本の重要性って結局、日本の使い道ってことですよね。「知るか、そんなの!」という気はしますが。


ジェームズ:確かにそれはその通りです。しかし、これだけは日本人も理解しておかなければいけないのは、第二次世界大戦以降のアメリカの根本的な対日政策には一貫性があるということです。そして、その一貫性とは、「日本を極東の軍事作戦における不沈空母として扱う」ことです。「日本はアメリカの植民地なのでアメリカ大使は総督だ」という意見をよく耳にしますが、そもそも天皇のゴールドくらいしか資源がない日本をアメリカが植民地化するメリットって本当はそれほどないのです。どちらかといえば「全世界の軍事作戦における最重要補給拠点の一つ」という位置付けの方が正しいと思ってください。


──ペリー来航時代と変わってないんですね。


ジェームズ:まさにそうです。ペリーもクジラ漁の補給基地として日本の開港を要求しましたが、現在の米軍もアラブに向かうための補給基地であったり、ベトナム戦争や朝鮮戦争の補給基地だったということです。その証拠に日本では、アメリカ大使の上に在日米軍司令官が存在するという異常な状態にあります。


──どういうことですか? 駐日アメリカ大使よりも影響力のある人間がいるということですか!?


ジェームズ:はい、います。前回の記事で、アメリカ大使はGHQ時代のマッカーサーみたいな存在と表現しましたが、もう一人、日本に強い影響力を持つ人間がいます。それが在日米軍司令官です。元々はマッカーサー元帥のGHQ時代のポストに相当し、2023年のいまでも事実上の「占領軍総司令官」とみなすのが正しいでしょう。


──在日米軍司令官こそが現代のリアル・マッカーサーだと。


ジェームズ:ただし、アメリカ大使のように目立つことはまったくありません。たぶん、歴代の在日米軍司令官の名前を誰か一人でもいいから知っている人がいたら、相当な情報通ですよ(笑)。


──検索したら、いまの在日米軍司令官はリッキーN.ラップ中将だと出てきましたが。


ジェームズ:初めて聞いた名前ですよね。しかし、彼こそが、現在の日本のリアル・マッカーサーなのです。どのような力があるのか、というと、日本の主権を超越し、日本の領土であればどこでも軍事基地を配置できます。全世界で米軍が軍事作戦を展開できるよう、「米軍の補給拠点」として日米合同会議を通じ「環境整備」しているのです。これが在日米軍司令官の最大のミッションです。ちなみに、ここでいう「環境整備」とは日本政府に対する命令で、まさにGHQ時代の「マッカーサー命令」の名残です。以前の記事で暴露したように、今後、在日米軍の指揮権はハワイから東京に移るので、もはや日本も単なる米軍の補給拠点ではなくなり、「戦場としての日本」に「環境整備」することになっています。


──台湾有事等では日本も戦場になるだろうと。


ジェームズ:“なる”のではなく、戦場に“する”でしょう、ということです。台湾有事だけでなく、北朝鮮やロシア、ヘタすれば韓国だって敵に回るかもしれません。そういう東アジアの状況を見越して、在日米軍司令官はいま、現代版「マッカーサー命令」を岸田総理に向けて下しています。


──そして岸田さんは相変わらず言われるがままなんですよね?



ジェームズ:やっていることを見ればわかるでしょう(苦笑)。国民生活に絡む国内政治では“検討”使と揶揄されるほど“検討”ばかりしているのに、米軍の下請け案件でしかない防衛費増額にこじつけた大増税政策や第一攻撃も可能にした「反撃攻撃能力」の合法化という「大仕事」は超スピードでやってのけましたよ(苦笑)。


──アメリカ大使が「大統領の番犬」なら、日本の総理は「アメリカの犬」ですか!


ジェームズ:やっていることはそうなりますよね(苦笑)。


 対して、アメリカ大使の場合はホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の密室で練られた対日政策を東京で実施するのがミッションです。そこが在日米軍司令官とは違う点ですね。大使というのは国を代表して来ているわけですから、日本がホストし、大使としての認証は天皇陛下によって行われます。つまり、大使というのは日本の主権を尊重することで初めて務まる仕事になります。国際法上、日本の主権を犯すと、日本政府からペルソナ・ノン・グラータ(persona non grata、「好ましからぬ人物」という意味の外交用語)を喰らい国外追放になる可能性もあります。日本政府は腰抜けなので、アメリカ大使に対してそんなことは絶対にやりませんが(苦笑)。


──では、それほど害はないんですか?


ジェームズ:いえ、そんなことはありません。基本的に大使の仕事の内容は滞在国の政策に影響を与えることですから。言い換えれば、大使のミッションは「影響工作」になります。前述のエマニュエル大使の鉄道やLGBTQ関連のパフォーマンスもすべて、「日本をリベラル全体主義に作り替える」というバイデン政権の肝入り対日政策の実践でしかありません。


──だから好感度を上げる必要があると。


ジェームズ:ですから、「ハンキュー・ヴェリー・マッチ!」に騙された日本人はインテリジェンス・リテラシーが低いと言わざるを得ません。「リベラル全体主義」でも結局は全体主義なので、究極的には「自由度ゼロ」の軍隊と親和性が高いのです。日本をそういう国に作り変えようとしているのがエマニュエル大使です。在日米軍司令官もエマニュエル大使の極左活動に一切苦言を呈していませんから、これがアメリカの意思なのです。


──外交官なんですから、影響工作をやって当然だと。要はエージェントみたいな存在なわけでしょ?


ジェームズ:その通りです。世界史を紐解くと、外交官という職業は諜報活動が主な任務ですから、大使館内にいるCIAほかの要員も大使の配下にあります。ただ、大使の場合、秘密工作(covert action)をするというよりは、前述の通り国の代表者としてホスト国の政策に影響力を行使するというほうが正解でしょう。これは諜報用語では、「公然活動(overt action)」となります。これはアメリカの場合CIAの公然活動という位置付けではなく、大使なので国務省の外交活動になります。大きな違いは、同じ公然活動でも正式な外交官が行う外交活動の方が条約締結などの特権を付帯されるので、対象国に対する影響工作もよりインパクトがあります。わかりやすいところで言うと、河野太郎氏が防衛大臣だった時代、彼が頻繁に会っていたのは中国の孔鉉佑大使とロシアのガルージン大使でした。


──日本の防衛大臣が中露の大使と頻繁にあっていたと。相当ヤバい話ですよね?


ジェームズ:他国であればスキャンダルになるレベルですよ。なにしろ、ガルージン大使はロシアのウクライナ侵攻後、日本のテレビ番組に出演して真顔で「ロシアは戦争をしていない」と言い切った筋金入りの「嘘つき大使」として有名な人ですから。テレビの生放送で真顔で嘘をつきまくった功労として、今はロシア外務省「No.2」の事務次官に昇進したほどです。これらの「最凶大使」と懇親な関係にあった河野氏が防衛大臣時代にやった一番大きなことは何ですか?


──やっぱりイージス・アショアの配備撤回ですよね。


ジェームズ:それしかしてないですよ。しかも、あの時、河野氏は不思議なことを言ったんですよ。「攻撃ミサイルを配備するのはけしからん」と。しかし、イージス・アショアは迎撃ミサイルであって攻撃ミサイルではありません。なぜ、そんな勘違いをしたのかという点ですよね。「たぶん、身近にイージス・アショアは攻撃ミサイルじゃないか」と言う人がいたんじゃないかと言われていますよね。


──その話は聞いたことがあります。


ジェームズ:では、その人物とは誰か? イージス・アショアが攻撃ミサイルに見えてしまう人というのはロシア人、中国人、(南北の)朝鮮人くらいに絞られます。特にロシアは「イージス・アショアは攻撃用ミサイルになりうる」というディスインフォメーションを連発していましたよ。ですから、河野大臣は孔大使やガルージン大使の意見を取り入れてイージス・アショアの配備を取りやめたのではないか? というのが日本政府関係者の間で語られていましたね(苦笑)。


──なかなかキナ臭い話ですよね(苦笑)。


ジェームズ:ですから、これが駐日大使の仕事の典型的なところなのです。となれば、「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひく」というほど影響力を持つアメリカの大使の一言がどれほど重いかというのはわかるはずですよね。たとえば、先日、ロシアのプーチン大統領が国際刑事裁判所から告訴されるという話がありました。


参考:「NHK」


——あの時、日本の主要メディアは「プーチンは戦争犯罪者だ」と大騒ぎをしていましたが、あの告訴にどんな意味があるんでしょうか? そもそも実効力があるわけじゃないので、単なる嫌がらせじゃないかと思ったんですけど。


ジェームズ:ロシアの戦略は「世界のジョーカーになる」ことなのでプーチンからすれば「戦争犯罪者」というレッテルはむしろ歓迎すべきことなんですよ。実際にクレムリン関係者から聞いた話ですが「戦争裁判で裁けるものなら裁いてみろ!」と内心思っているそうですから。


 しかし、単なる嫌がらせにしかならないことをなぜ西側はやったのか? それはタイミングです。あのニュースが出たのはちょうど習近平がロシアに行ってプーチンと首脳会談を行うと発表した時期です。習近平は「世界のA級戦犯」と会うことになり、恥をかくことになります。以前の記事でお話ししたように、中国は「恥」の文化でメンツを気にします。


──習近平に恥をかかせるためだけにやったと。



ジェームズ:でなければ、あのタイミングで、あんな無意味なニュースが出るわけがありません。事実、いまあのニュースについて後追いしているメディアはありますか? ないですよね。あの時期だけ盛り上がったのは、プーチンVS習近平会談に多少なりとも傷をつけたい勢力がいたからであり、その勢力とは当然アメリカです。それを証明するように、アメリカのエマニュエル大使は、あの時期に以下のようなツイートをしています。


「ニュースでは、全く異なる2つの欧州・太平洋間のパートナーシップについて伝えている。岸田首相は、ウクライナ国民を守り、国連憲章にうたわれている普遍的な価値を促進するために、歴史的なウクライナ訪問を行った。


 約900キロ離れたモスクワでは、別のより非道なパートナーシップが形作られている。習近平は、ウラジーミル・プーチンを国際刑事裁判所から守り、この戦争に反対する国際世論から彼をかばうために訪問している。


 2人はともに欧州を訪問している太平洋地域の首脳であるが、岸田首相は自由を支持し、習は戦争犯罪人の側に立っている。明るい未来のためには、どちらの太平洋地域のリーダーがふさわしいパートナーだろうか」


 どうですか? あの時期、急に岸田首相の株が上がったという記事が出てましたよね?


──確かに出てました! 習近平と比較して岸田首相のウクライナ訪問を評価する声が多かった記憶があります。でも、違和感ありましたよ。だって、結局、また、補助金を出してきたんですから。


参考:「東京新聞」


ジェームズ:ですよね。日本国民としては税金をまた無駄に使っているというほうが気になるはずです。そもそも岸田首相は今回のウクライナ訪問でも武器供与をしておらず、G7の中で唯一日本だけが武器供与をしていない国に変わりありません。また、日本はサハリンのエネルギー事業の継続を決めており、日露関係においては「ロシアと平和条約締結への努力を継続する」という安倍政権時代の路線をなんの変更もせず踏襲しています。これのどこが「自由を支持し」なのでしょうか? 結局、今回のウクライナ訪問は「自己満足のための外遊」の域を超えておらず、最悪の場合、「対露経済援助」になりかねません。しかし、そういう声はほとんど圧殺されて、主要メディアでは岸田株がうなぎ登りでした。


──やっぱりそこにはアメリカの意向があったと。


ジェームズ:当然です。アメリカの意向がなければあそこまで「岸田万歳」になるわけがありません。そもそも、バイデン政権の対日政策の要は「いかなる手段を使ってでも岸田政権を存続させること」と今年の初めにホワイトハウス関係者から直接聞いています。ワシントンでこのような対日政策があるとなると、東京のマスコミは基本的に岸田総理を支持する論調しか許されません。朝日や毎日など自民党に批判的に見える主要紙も岸田支持のためのカモフラージュでしかなく、根本的な批判に繋がっていません。実際、以前私の知り合いのNHKの幹部は「日本で一番権力があるのはCIAだ」と真顔で言ってました。自ら「NHKはCIAの指示を受けています」と認めたようなものです。


──浸透されているんですね。


ジェームズ:それほど日本のマスコミにはアメリカの影響が働いているのです。GHQ時代のプレスコードからなにも変わっていません。はっきり言ってしまえば、日本のマスコミはアメリカの情報戦のツールでしかないのです。そこで旗振り役の一人だったのがアメリカ大使のエマニュエル氏というわけです。彼も諜報系なので、その活動はどちらかといえば国務省寄りというよりはCIA寄りのようです。たとえば、大使のツイートをもう一度読んでください。日本のメディアはツイートの通りの記事を書いていますよね。


──駐日アメリカ大使って隠れた権力者なんですね。


ジェームズ:日本では大使館の中でも、アメリカ、ロシア、中国は別格ですね。ですから、いち早く情報を知りたければ、大使の周辺情報、ツイッターやフェイスブックなどにも目を配っておくと情報の先取りができるでしょう。大使館というのは各国の情報戦の拠点で、プロパガンダかディスインフォメーションしか発信されません。次はどんな情報戦が展開されるのかを理解し、先手先手で動くことが可能になりますので、オススメします。


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