「ご自由にどうぞ」と置かれた視力検査器→欲しすぎて新幹線で取りに行った猛者が話題 本人に話を聞いてみた

2024年4月13日(土)19時5分 ねとらぼ

「ご自由にお持ち帰りください」となっていた視力検査器

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 あるメガネ店が店を畳むにあたり、使用していた視力検査器を「ご自由にお持ち帰りください」と店先へ——。そうと知って、欲しさのあまり新幹線を使ってまで取りに行った人がX(旧Twitter)で注目を集めています。「行動力の化身」と話題になった西さんに、詳しい話を聞きました。
 事の発端は4月6日の18時21分に、ハッシュタグ「ご自由にお持ち帰り選手権」へ寄せられた、メガネの和光西明石店(兵庫県明石市)の写真。そこには「3月30日をもって閉店」することを知らせる貼り紙と、「ご自由にお持ち帰りください」と置かれた視力検査器の姿がありました。
 この写真をXで知り、「とてつもなく欲しいから、既にないのは覚悟で見に行く」と行動を起こしたのが西さん。写真が投稿されてから約3時間後——22時前にはJR新大阪駅から西明石駅へたちました。在来線でも1時間程度の区間ではありますが、本気で欲しいので新幹線です。
 出発から約1時間で、西さんは念願の視力検査器とご対面。雨が降っていたためか、Xで見た写真とは違う場所に置かれていたそうで、見つけたときは大きく安堵(あんど)したといいます。
 しかし、大変だったのは帰り道。視力検査器にはキャスターが付いているものの、駅への段差や階段ではかつがなければなりません。また、時間も時間ゆえ酔っぱらいに絡まれたり、電車内で多くの視線にさらされたりと、苦労が絶えなかったそうです。
 そこまでして求めた理由を聞いたところ、「もともと一般人があまり持ってないであろう物を集めるのが好きなので」と、西さん。苦労して持ち帰った視力検査器は問題なく動作しており、「これからはインテリアとして、私の目の健康状態確認用として、第二の人生を送ってもらいます」と、ねとらぼの取材に答えました。
 西さんの行動は「見習いたいフットワーク」「やはり行動力が全てなのだと感心した」とXでも話題に。反響について西さんは、「皆さん勇気づけられたり、行動力を尊敬してくれたり、図らずも自分の行動が少しは人のためになっていそうで、驚きがありますね」と語っています。

ねとらぼ

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