【検証】ワタミのサブウェイは野菜大盛が少ない? ヨコハマベイサイド本店と既存店を比較してみた結果
2025年4月15日(火)14時30分 ロケットニュース24
実際に購入した商品を見ると気になった点がある。私(中澤)が購入したのは野菜大盛だったのだが、これ言っちゃって大丈夫かな……? 正直……野菜が少ないように見えるんですが……。
・サブウェイの野菜大盛
サブウェイはカスタマイズで野菜を大盛にできる。これ、サブウェイ好きなら全員が知っていると思う。パンが閉じないくらいモリモリにしてくれる野菜大盛は、間違いなくサブウェイの魅力の1つだ。
セルフオーダー店であるヨコハマベイサイド本店も、商品を選んだ後のカスタマイズの画面で野菜とアクセント野菜の増量ができるようになっている。ただ、野菜・アクセント野菜共に全て増量したはずなのに……
そんなにモリモリに見えない。
一瞬、注文を間違えたのかと思いレシートを確認したが、確かにレタス、トマト、ピーマン、オニオン、オリーブ、ピクルス、ホットペッパーが全て増量と記載されていた。ということは、増量がこれということは間違いない。ひょっとして野菜大盛を大盛じゃなくした? ワタミ、やってる……?
・検証してみよう
いや、そう判断するのはまだ早い。行儀は悪いけれど、検証のため、ヨコハマベイサイド本店で購入した野菜大盛と既存店で購入した野菜大盛の野菜を取り出し、重量を量って比べてみることにした。
使用する紙皿の重さは8グラム。画像でパッと見比べられるように、この8グラムを0表示に設定して重さを量りたい。つまりはキッチンスケールに表示されるのは純然たる野菜の重量ということだ。それではいってみよう。
・既存店
まずは、既存店の野菜大盛の野菜だけでいってみよう。一旦、アクセント野菜は置いておいて、野菜だけを抜き出して皿に乗せたところ……
83グラム。アクセント野菜も含めて重量を量ってみたら107グラムであった。
・ヨコハマベイサイド本店
はたして、ヨコハマベイサイド本店は83グラムに対し、納得できるだけの重さがあるのか。サンドイッチを開いてみても、明らかに野菜が少ないような印象は変わらないんだけど、本当にこれ乗せちゃって大丈夫そ?
下手な結果が出たら圧力で消されたりしない? いや、もう消されてもええわ。当方、キッチンスケールに野菜乗せただけですし。そのまま出すぞー! 3、2、1……
77グラム。
アクセント野菜も含めた重量は103グラム。
・衝撃
ウッソォォォオオオ!? 思ってたより勝負になっている。少ないは少ないけど野菜のみで6グラム、アクセント野菜合わせると4グラムしかない差は、見た目から受ける印象と違って誤差でしかない。一体なぜ? そう思って改めて観察すると、あることに気づいた。
ヨコハマベイサイド本店で購入したものの方がトマトが圧倒的に大きい。野菜の全体の重量的にはほぼ変わらないけど、トマトの比率が大きく、ゆえにトマトの下にレタスが隠れて、モリモリ感が目立たなかったのかもしれない。そしてあと、もう1点は……
ヨコハマベイサイド本店で購入したものの方がパンが大きい気がしなくもない。見た目ではこの違いは微妙なんだけど、包装した状態で比べると結構分かりやすいのと、全体の重さを量ってみたら……
ヨコハマベイサイド本店219グラム、既存店216グラム。そう、全体の重量はヨコハマベイサイド本店の方が重いのである。このパンのちょっとした大きさでより野菜が少なく見えているのかもしれない。誤差と言えば誤差だが。
・フルタイミーでの店舗運営1号店
ワタミに限らず、運営が買収されるのは、これまでを愛する者にとって不安要素である。しかも、渡邉美樹会長は「新生サブウェイ」を謳っているので、その見た目の変化に敏感になってしまったが、今のところ野菜大盛の野菜はしっかり入っていたと結論付けたい。
なお、ヨコハマベイサイド本店は店員・社員以外の全ての従業員をタイミーワーカーで営業する。オープン時に発表されたタイミーとの業務提携は話題となったが、さらに新生サブウェイは店員、社員全員タイミーのフルタイミーでの店舗運営を目指すことを発表している。
2025年4月24日にオープン予定のサブウェイ新宿小田急ハルク店はその取り組みの1号店になるそうだ。サブウェイに興味がない人すらザワつく嵐のような変革が進んでいるが、フルタイミーになっても良さがなくならないことを願うばかりである。
参考リンク:タイミー
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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