「子供の人生を壊された」いじめで不登校になった娘、加害者からは謝罪なし そんな中、母娘が見出した一筋の希望とは...
2025年4月18日(金)23時52分 キャリコネニュース

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どの親も、まさか自分の子どもがいじめられ、挙げ句に不登校になるとは思うまい。兵庫県に住む40代女性は
「私の娘が中学2年生から不登校になりました」
と語る。原因は「同級生の男子からのいじめ」だった。(文:真鍋リイサ)
「卒業したら就職、進学……」当たり前の未来が崩れ去った
この同級生は「同じ地域に住んでいる子でしかも同じクラス」だった。その子は女性の娘に「学校に来るな」と言ってきたという。二人の間に何があったにせよ、決して言ってはいけない言葉だ。
「すぐに学校へ連絡して担任に言いましたが、相手の保護者からは一切謝罪もありませんでした。次第に娘は人と関わるのが嫌になり、外へ出るのもしんどいのか昼と夜の逆転生活にもなり、不規則な生活へとなりました」
変わり果てた娘の姿を見て「子供の人生を壊された」と絶望したようだ。「卒業したら就職、進学」と当たり前に思っていた未来も崩れ去った。学校と教育委員会の対応の冷たさにも「親として一生許せない」と感じたそうだ。
夫には「お母さんが仕事に行けば娘は学校に行くのでは」と言われ…
「周囲からのフォローもありませんし、私自身親として辛かったです」と、孤立無援の状態に置かれた。夫からは不登校の原因が女性にあるかのようにと責められたそう。
「『お母さんが仕事に行けば娘は学校に行くのでは』と言われ辛かったです」
女性は専業主婦だったのだろうが、それと不登校には全く関係がないことは言うまでもない。娘は今もいじめから立ち直っていないとし、
「壊された娘の人生をいじめの加害者から返して欲しいです」
と憤った。娘と共に散々苦しんできた女性だが、その一方で「不登校は悪くありません」と語る。
「むしろ、逃げて新しい人生を見つければ良いのです。苦労した分、経験した分、強くなれるからです。今、娘はイラストレーターとして夢を叶えようとしており応援しています」
人生を立て直すことはできる。幸せな人生を歩んでほしいものだ。