小中学生のスマホ利用、保護者の9割「使い過ぎが心配」

2019年4月23日(火)17時45分 リセマム

子どもがスマホ・ケータイを持つことで心配に思うこと(学年別)

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小中学生のスマホ・ケータイの使い過ぎを心配する保護者は、いずれの学年も約9割にのぼることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2019年4月23日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、1都6県に在住する小中学生の子どもと保護者を対象に実施し、親子500組の有効回答を得た。調査時期は2018年9月。

 保護者が子どものスマホ・ケータイ利用で心配に思うことは、「常にスマホ・ケータイの利用を優先し、いつも視聴しているなどスマホへの依存」が小学1〜3年生で94%、小学4〜6年生で93%、中学1〜3年生で89%。「長時間利用による健康への悪影響」が小学1〜3年生で93%、小学4〜6年生で93%、中学1〜3年生で88%。いずれの学年も使い過ぎに関する心配事が約9割にのぼる。

 また、「LINE、メール、掲示板への投稿の内容により友だちとトラブルになること」「不適切な出会い系サイトやアダルトサイトを閲覧すること」「子どもが自分自身の個人情報を公開すること」といったネットでのコミュニケーションに関する心配事が小学1〜3年生で89〜90%、小学4〜6年生で83〜88%、中学1〜3年生で74〜84%と、いずれの学年も7割以上に達した。

 小中学生がスマホを長時間使い過ぎてしまう理由は、「楽しくてやめられないため」が小学1〜3年生で43%、小学4〜6年生で46%、中学1〜3年生で65%ともっとも多く、「暇つぶしのため」が小学1〜3年生で24%、小学4〜6年生で41%、中学1〜3年生で47%だった。

 一方、「友だちや世間で話題となっていることを見逃したくないと思っているため」という理由は2割未満に留まり、「使い過ぎているかどうかわからない」という保護者の回答は0〜2%とわずかだった。

リセマム

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