コアラのマーチ、「型破り」デザインが話題 いつから横向きに?広報を直撃すると...
2019年4月22日(月)20時0分 Jタウンネット
みんな大好きロッテのチョコ菓子「コアラのマーチ」。小さい頃から親しんできたという人も多いのではないだろうか。
コアラの姿を思わせる独特な形をしたビスケットに、様々な絵柄が入っているのが特徴だ。公式サイトによれば、そのデザインはなんと365種類にものぼるというから驚きだ(2019年4月22日時点)。
しかし、そんなコアラのマーチのデザインに異変が起きているという。
こちらの「気象予報士コアラ」の画像をご覧いただきたい。お馴染みの「マーチくん」というキャラが気象予報士に扮しているのだが、これだとあんまりこの形である意味がない気が...。
ネット上でも「形状のアイデンティティを投げ捨てた」「型にはまらない絵柄」といった声が上がり、注目を集めている。
社会性、話題性などを反映して絵柄を考案
ロッテの広報担当者は2019年4月19日、Jタウンネット編集部の取材に応じ、型にはまらない絵柄について、
「(気象予報士コアラは)2018年からある絵柄です。今までにない絵柄を考えようという視点からスタートしました。お仕事の絵柄のコアラを増やす中で、子どもの目に触れる機会が多く、馴染みのあるお仕事をピックアップしようということになり、毎日ニュース番組などで目にする『気象予報士コアラ』を選びました」
と回答。ネット上で様々な声が上がっていることについては、
「発売当時から縦向きの絵柄を展開していました。お客様にそのコアラの形を『アイデンティティ』と認識いただけていることを嬉しく思います。また、横向きにするという型にはまらない、新しい絵柄の見せ方で、お客様に提供できる絵柄の価値(たのしさ、ワクワク感、ラッキー感など)を広げることができたのかなと思っております」
と述べた。
担当者によれば社会性、話題性などを反映した新規絵柄を適宜考案しているそうだ。どうやらコアラのマーチも時代にあわせて進化しているよう。これ以外にもユニークな絵柄はあるのか聞くと、
「横向きのものでは、スクープコアラ、鹿児島砂風呂コアラ、ペアコアラがあります。縦向きのもので、珍しいものですと、子どもコアラ、ドローンコアラ、桜コアラがあります」
とおすすめを紹介してくれた。
改めて見てみると、「こんな絵柄もあったのか!」と驚きを隠しきれない。担当者も、
「今年は、コアラのマーチが発売35周年を迎えて、絵柄募集キャンペーンを行っております。SNSでも『子どもコアラ』やお客様が描いた絵柄を投稿していただき、続々と話題になっております。食べる前のコミュニケーションがリアルやSNSでも生まれていて、商品担当者として、とても嬉しく思っております」
とコメントしていた。
コアラのマーチを食べる際はぜひ絵柄にも注目されたい。