鳥取「砂丼」、岡山は「大人のどんぶり」 アンテナショップ改装記念で〝ご当地丼〟
2024年4月25日(木)15時42分 OVO[オーヴォ]
砂丼は「砂丘沿いの食堂のテラス席で食べるので、心なしかジャリジャリした食感だけど、それがなぜか癖になる」丼というコンセプト。鳥取和牛のローストビーフとベニズワイガニが盛り付けられ、桜エビとニンニクで味付けしたパン粉でジャリジャリ感を出した。
大人のどんぶりは「桃太郎が鬼退治に出かけた後、おじいさんとおばあさんがこっそり食べた、子どもにはまだ早い」丼という想定だ。千両ナスの下におかやま和牛のローストビーフ、サワラ、ウニ、イクラが隠れ「こっそり」感を出している。
食材は、ゲストとしてイベントに出席したお笑いコンビのガンバレルーヤ(まひるさんが鳥取県大山町)、フィギュアスケーターの高橋大輔さん(岡山県倉敷市出身)が、互いの県をイメージしてリクエストしたという。砂丼と大人のどんぶりは、4月26日から5月6日まで同館2階のレストラン「ももてなし家」で、1日限定各5食、3000円で販売する。
記念イベントには、平井伸治鳥取県知事は弓浜絣(ゆみはまかすり)の着物、伊原木隆太岡山県知事はデニムのスーツと、いずれも「綿が素材の『メンズ』ファッション」(平井知事)で登場した。さらに平井知事は「高橋大輔選手とかけて新橋館と解く。その心は『かいてん(回転、開店)』して飛躍します」「砂丼は人気が出る。押すな押すな丼ですね」「砂丘からサンキュー」と連発した。まひるさんも負けずに「鳥取県民は普段、もっと『とっとり(おっとり)』している」と返し、笑いを誘った。
とっとり・おかやま新橋館は2014年にオープン。特産品の販売だけでなく、観光案内、移住・就職の相談コーナーなどもあり、来館者は400万人を超えた。今回のリニューアルでは1階にウインドーディスプレー、2階には大型モニターやオンライン対応多目的スペースなどを新たに設置した。