「ん?」と思ったらすぐ確認! ガスレンジの危険性に「知れてよかった」
2025年4月26日(土)17時30分 grape

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ガスレンジを使っている時、ふと「炎の形がおかしい」「いつもこんな感じだったっけ?」と違和感を持ったことはありませんか。
もしかすると、意外な危険が潜んでいる証拠かもしれません。すぐに確認するべき『危険な炎』を知っておきましょう。
炎の形が違ったら確認したいこと
ガスレンジの炎が普段と違う形状や様子をしている場合、どこかでトラブルが起きている可能性があります。放置しておくと危険な状況になることもあるため、素早い確認が必要です。
炎の様子が違う場合について、三井不動産レジデンシャルサービス株式会社では以下のように解説しています。
ガスレンジは、バーナーの目詰まりや空気調整の狂い・室内の酸欠などによって不完全燃焼を起こすことがありますので、 正しい炎で燃焼しているかを確認してください。
三井不動産レジデンシャルサービス ーより引用
今すぐ、自宅のガスレンジを点火して確認したくなった人もいるのではないでしょうか。ガスレンジの不完全燃焼が起きている可能性があると聞けば、大事故になりかねないと心配になりますよね。
不具合を疑うべき『炎の形』
もしも目視で確認するのであれば、炎の『不具合を疑ったほうがよい形』を覚えておきましょう。
1.炎が長くゆれる空気不足が起きています。ガスの燃焼時に空気が不足すると、一酸化炭素中毒事故につながる恐れがあるため、ただちに火を止めましょう。
窓を開けたり換気扇を回したりして部屋に空気を入れて循環させてください。
2.炎が飛んでいる供給される空気が多い状態です。ガスの供給量に対して空気が多すぎると炎が飛び散りやすくなり、周囲への影響が懸念されます。
火を止めてコンロが冷めるのを待ってから、バーナーキャップの汚れやズレがないか確認してください。
いずれの形であっても、不具合を疑う炎の形が見られるようになったら、バーナーの目詰まりや不適切な空気調整、室内の酸素などについて確認が必要と覚えておきましょう。
なお、点火した後、内側の先に丸みのある炎は問題ありません。
原因もお手入れも分からない時には?

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「ガスバーナーに異常があるかもしれない、でもはっきりした原因やお手入れ方法が分からない」
取扱いを間違えれば危険なことになりかねないガスバーナーだけに、心配になる人も多いかもしれません。
よくある原因として考えられるのは、バーナーキャップのズレや劣化ですが、「触るのは怖い」「間違っていたらどうしよう」と思う時には無理をせずに、専門家に依頼するのも正しい方法です。
ガスコンロを購入した家電量販店や近所のガス事業者に連絡すれば、対処法を教えてもらえるでしょう。
また、場合によっては買い換えの検討をすすめられることがあるかもしれません。特に、購入から一定の年月が経過している場合は、経年劣化からの交換も視野も入れておきましょう。
ガスコンロは便利で欠かせないものですが、ガスレンジの状態によっては危険な状況になる恐れもあります。炎の形に異常を認めたら、すぐに対処するようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 三井不動産レジデンシャルサービス