イギリスのクルーズ船「クイーン・エリザベス」、心躍る憧れの空間へ

2025年4月27日(日)12時0分 マイナビニュース


クルーズ船で優雅なひとときを過ごす......そんな体験に憧れはないだろうか? 今回イギリスのラグジュアリー・クルーズライン「キュナード」が運航するクイーン・エリザベスが横浜に寄港。次の旅に出発するまでの1日限りで、メディア向けに内覧会が行われた。通常なかなか見ることのできない、心躍るラグジュアリー空間をお届けする。
クイーン・エリザベスはキュナードが所有する4隻の船の一つで、唯一日本に寄港する船。2025年2月〜3月にかけてリニューアルを実施した。昨年(2024年)も日本に寄港していたが、残念ながら現在予定されているコース以降は、日本への寄港予定がないとのこと。貴重な機会に一層期待が高まる。
ダンスホールにカジノ、広々としたプールなど、海外クルーズ船ならではの施設が満載
いざ乗船! まずは船の中心地である「グランド・ロビー」へ。壁面に飾られた、初代クイーン・エリザベスを模した寄木細工のアートがゲストを迎えてくれる。左右に配された階段がそれぞれ上階へとつながっており、"これぞ豪華客船"というような空間だ。ロビーの一角には、フロント機能をここで担っているパーサーズ・オフィスを設置している。ちなみに日本人ゲストが乗船している場合、原則1名以上の日本語対応可能クルーが乗船している(パーサーズ・オフィスのスタッフとは限らない)ため、言語面でも安心して船旅を満喫できる。
次に訪れたのは「クイーンズ・ルーム」。ここは舞踏会やパーティーが開かれる会場で、今回のリニューアルで絨毯や家具を一新し、より明るい雰囲気になっている。船内に足を踏み入れた瞬間から足元のふかふかとした柔らかさに驚くが、クイーンズ・ルームの感触は格別だ。このような会場は他にもあり、それぞれ異なるエンターテインメントを楽しめるという。
海外クルーズラインならではの施設と言えば、クイーンズ・ルームの先にある「エンパイア・カジノ」。港に停泊している間は法律上営業していないが、海上に出るとゲストが夜な夜なギャンブルに興じるのだという。
9階のデッキには2カ所のプールを備えている。メインプールは船体前方に設置されている「パビリオン・プール」で、この日も数人のゲストがビーチベッドで日光浴を楽しんでいた。
船体後方の「リド・プール」では広々とした青空の下でプールとジェットバスを堪能できる。プールサイドにはグリルとバーがあるため、食事やお酒も一緒に楽しめる。
デッキが開けた空間になっており、この日は潮風が吹く心地よい晴天の下で海を眺めることができた。
また、船の中であるにも関わらず、本格的なウエストエンドスタイルの劇場「ロイヤル・コート・シアター」を構えているのもこの船の魅力。トークイベントからミュージカル、演劇、コメディまで、各種エンターテイメントを上演している。
一般的な劇場席だけではなくボックス席を上階に備えており、上手側2階席には船名にもなっているエリザベス2世が命名式の際に座った席も。劇場に入ったら女王と同じ目線を体験してみてほしい。
ほかにも船内には、図書室やジム、パブ、アートギャラリーにキッズスペースも用意しており、まさしく「なんでもある」という印象だった。
ジムには今回のリニューアルで、植物由来のメニューやサステナブルな食材を使用したヘルシーな料理を提供する「ザ・パビリオン・ウェルネス・カフェ」を導入している。また、グリル・スイートの内装をリニューアルしているという。
今回は船内の一部のみの見学だったため、客室などは実際に乗船して体験してみてほしい。
航海の料金は? 予約が取りやすい方法も伝授
これほどまでに豪華な設備を備え、優雅な船旅を堪能できるクイーン・エリザベス。ここで気になるのは、1回の航海にかかる料金だろう。
取材時に話を聞いてみたところ、実はお手頃に乗船できるクルーズもあるという。例えば5月14日から24日までの「初夏の日本周遊と韓国」(10泊)は、21万円から予約できる。
海外旅行の際には航空券代やホテル代、現地での食費といった諸費用がかかることを考えると、それらが全て料金に含まれている船旅は、案外リーズナブルと考えて良さそうだ。さらに泊数が短いプランも用意しているため、こちらを選べばより安価に船旅を楽しめる。
人気のコースは発表されるとすぐに売り切れてしまうこともあり、キャンセル待ちになっていることも少なくない。旅行代理店経由でも予約できるが、公式HPから予約するとキュナードのすべてのクルーズから選ぶことができ、客室番号も指定できる。操作方法もシンプルで24時間いつでも予約できるため、便利でおすすめだ。

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