和歌山県「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ4頭が中国帰国へ - 今後の予定は?

2025年4月28日(月)11時48分 マイナビニュース


アドベンチャーワールドは4月24日、ジャイアントパンダ4頭が6月末頃に中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地に帰国することが決まったと発表した。
帰国するジャイアントパンダは、24歳のメス「良浜(らうひん)」、8歳のメス「結浜(ゆいひん)」、6歳のメス「彩浜(さいひん)」、4歳のメス「楓浜(ふうひん)」の4頭。
帰国の背景として、日中双方で現在進行中のジャイアントパンダ保護共同プロジェクトの契約期間が本年8月に満了することが挙げられている。協議の結果、4頭の負担を軽減するため、比較的気温の涼しい6月に帰国する運びとなった。
現在24歳の母親「良浜」については、高齢に差しかかっていることから、同研究基地の専門家より、高齢のパンダが安心して暮らすための施設や医療体制が整う中国で、ゆったりとした環境で穏やかに過ごすことが望ましいとの意見を受けたとされている。また、そのこどもたち、「結浜」「彩浜」「楓浜」については、将来の繁殖を目的としパートナーを探すために中国へ帰国する。4頭のパンダが健康で幸せに暮らすことができ、それぞれが、新たな命をつなぐ役割を担うことへの期待を込めて送り出すこととなった。
帰国に際しては、4頭の出発前に隔離検疫が行われる。検疫期間は約1か月間を予定しており、その間はガラス越しでの公開となる予定である。なお、公開の詳細については決まり次第あらためて発表される。
1994年にスタートしたジャイアントパンダ保護共同プロジェクトは、昨年9月に30年を迎える。同パークは、「私たちは、共同プロジェクトの継続を強く願っており、ジャイアントパンダの保護のためにさらなる貢献をするため、その実現に向けて中国側と協議を続けて参ります」と述べている。

マイナビニュース

「ジャイアントパンダ」をもっと詳しく

「ジャイアントパンダ」のニュース

「ジャイアントパンダ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ