日本への留学生は過去最多33万人、中国1位で2位のネパール急増…円安が後押しか
2025年4月30日(水)21時40分 読売新聞
文部科学省
日本学生支援機構は30日、2024年度の外国人留学生は33万6708人で、過去最多を更新したと発表した。新型コロナの収束や円安が背景にあるとみられる。
出身国・地域別で最も多かったのは、中国の12万3485人(前年度比7992人増)。以下、ネパール6万4816人(同2万6938人増)、ベトナム4万323人(同3984人増)と続いた。
機構調査の留学生数は、各年度5月1日時点を基準としている。国内の大学や短大、専門学校などで学ぶ海外からの学生が対象で、19年度に初めて30万人を超えたが、コロナ禍で22年度には約23万人に落ち込んだ。その後、再び増加に転じ、23年度は約28万人にまで回復していた。
文部科学省の担当者は「円安や、欧米より比較的安い物価も影響しているのでは」とみている。
一方、23年度に日本から海外に渡った留学生は8万9179人だった。