復興への願いに「泥」塗られた 被災地生まれ「おのくん人形」に転売被害

2019年5月18日(土)21時0分 Jタウンネット

[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2019年5月7日放送では、東日本大震災で被災した宮城県東松島市で作られている人形「おのくん」について紹介していました。


これまで18万個以上が販売されているというおのくんですが、近年では「転売」という悲しい出来事が起こっています。


おのくん誕生から7年


先日、東松島市内で「おのくん」の誕生7年を祝うイベント「めんどくしぇ祭」が開催されました。おのくんとは、東日本大震災の翌年、小野駅前仮設住宅の集会所で職を失った女性達の仕事として誕生した、さるがモチーフの人形です。


イベントには県の内外から、おのくんを購入したたくさんの「里親」が集まり、大いに賑わいました。


いまおのくんをめぐって、問題となっているのが「転売」。おのくんには「震災を忘れないでほしい、被災地の今を見てほしい」そんな女性達の思いが込められているので、作成者はとてもやりきれない思いだといいます。


現在おのくんは、東松島市にある「空の駅」か、電話注文でしか購入できないそうです。


人とのつながりを大切にするという思いが込められて作られたおのくん。実際に足を運びおのくんを購入することで東松島市を元気付ける力になりたいですね。


(ライター:rin.)

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