アルツハイマー病を血液検査で早期診断、米FDAが検査キット販売を初承認…富士レビオ子会社が申請

2025年5月18日(日)18時30分 読売新聞

 【ワシントン=中根圭一】米食品医薬品局(FDA)は16日、アルツハイマー病を血液で診断する検査キットの販売を初めて承認した。従来の検査法よりも患者の負担を軽減し、病気の早期診断につながることが期待される。

 申請したのは検査薬メーカーの富士レビオ(東京)の子会社で米国に拠点を置く富士レビオ・ダイアグノスティクス。

 アルツハイマー病は、アミロイドβ(ベータ)やタウと呼ばれる異常なたんぱく質が脳内に蓄積することで神経細胞が傷つき、認知機能が低下すると考えられている。

 新たな検査は、病気の兆候や症状がある55歳以上が対象。血漿けっしょう中の異常なたんぱく質の濃度を測定し、脳内に塊ができているかどうかを判断する。現在は陽電子放射断層撮影(PET)が診断に使われているが、費用や時間がかかるなどの課題があった。

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