今年100周年! 500人が選ぶ「ブルボンの好きなお菓子」ランキング、2位「ルマンド」、1位は?

2024年5月24日(金)20時45分 All About

今年、創立100周年を迎えた「ブルボン」。All About編集部が実施したアンケート調査から、今回は「好きなブルボンのお菓子」をランキング形式でご紹介します。あなたはどのブルボンのお菓子が好き?

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ブルボン創立100周年! 地方から全国区の菓子メーカーへ

ブルボンは、新潟県柏崎市に本社がある、今年で創立100周年を迎える老舗お菓子メーカーです。1923年に起きた関東大震災の影響で地方への菓子供給が全面ストップしたことから、創業者の「地方にも菓子の量産工場を」という決意のもと、ビスケットの製造を開始したことがはじまりでした。
現在はビスケットだけでなく、チョコレート、グミキャンデー、アイスクリームや飲料などを製造販売する、総合菓子メーカーとなっています。
今回、All About編集部が実施した「ブルボンの好きなお菓子ブランド」に関するアンケート調査では、「小さいころからブルボン製品を食べていた」「手頃な価格で楽しめます」「味と食感が好き」など、ブルボン愛にあふれた声が寄せられました。
ブルボンは宣伝に話題のタレントを起用するスピードが他のお菓子メーカーより非常に速く、ブルボンのテレビCMを見れば旬のタレントが一目でわかります。筆者は仕事で若い学生と話をすることが多いのですが、そのときの雑談ネタとしても重宝しています。
それではさっそく、「ブルボンの好きなお菓子ブランド」ランキングの結果を第2位からコメントとともにご紹介していきます!

第2位:ルマンド

第2位は「ルマンド」です。紫色のパッケージでおなじみですね。薄くサクッとした食感のクレープ生地が何層にも重なり、甘さ控えめのココアクリームがかかったスナック菓子です。最近では、俳優の中村倫也さんがCMに出演されています。

回答者のコメントには、「他社製品にはないサクサク食感」「子どもにとっては大人っぽい味」「甘さがちょうどよい」など、商品の高級感、食感や味についての好意的な意見が多く寄せられました。
『ルマンドの、あの唯一無二の食感が大好きだから(35歳・女性)』
『なんとも言えない食感は、他のお菓子では味わえないぜいたくさのあるおいしさなので(48歳・男性)』
『サクサク食感が心地よくて、デパ地下菓子のような高級感のあるお菓子と思っています(51歳・女性)』
『甘すぎず、サクサクした歯ざわりがクセになります(65歳・女性)』
『食べたときのサクサクした食感と、甘さを控えたココアクリームの味がとてもおいしいからです(67歳・男性)』
やはりルマンドの売りはサクサクとした食感ですね。筆者もあっという間に1袋食べてしまいます。大きなサイズのルマンドが欲しいです。
ルマンドは、「あまりの好評に問屋が工場まで買い付けに来た」「ルマンド専用ラインが毎月のように設置された」「発売年の1974年から翌1975年にかけて年間売上が倍になった」など、逸話がたくさんあります。1970年代を代表するブルボン製品だと思います。

第1位:アルフォート

そして、第1位は「アルフォート」です。全粒粉入りのダイジェスティブビスケットに、帆船を形どったチョコレートを組み合わせたチョコレートビスケットです。2002年の公開映画『刑務所の中』でも、模範囚に許される映画鑑賞会にアルフォートが振る舞われるというエピソードがありました。
実は袋入りのほうがオリジナルのサイズで、板チョコサイズの箱に入ったほうはミニサイズだったりします。

回答者のコメントでも、「ビスケットとチョコレートのバランスが絶妙」「ビスケットとチョコの食感が良い」「手軽につまんで食べられる」など、一般的なチョコレートビスケットのようなチョコチップ入りやチョコレートコーティングタイプではなく、チョコレートにビスケットをはり付けたシンプルなスタイルゆえのメリットを挙げる方が多かったです。
『チョコとクッキーが両方とも厚めで食べ応えがあるから(24歳・女性)』
『そのままかじってもおいしいし、チョコとクッキーを分解して食べてもおいしいと思うから(28歳・女性)』
『チョコレートのしっとりとした食感と甘さが、クッキーのサクサクの生地との相性がとても良いから(30歳・男性)』
『クッキーもチョコも好きなので、一緒に食べられるアルフォートが大好きです(31歳・女性)』
『アルフォートは食べやすいことと価格が安い所がいいです(52歳・女性)』
どのコメントもビスケットとチョコレートのマッチングについて触れていますね。最近は発酵バター入りサブレを使用した「アルフォートミニチョコレートサブレ」も販売されています。
レギュラー商品の他にも、抹茶、紅茶などのフレーバーを使用した期間限定品、観光土産として販売される「ご当地アルフォート」などバリエーションも増えています。1994年発売のアルフォートは、1990年代を代表するブルボン製品だと思います。

お菓子は人を元気にする

以上、ブルボンの「好きなお菓子ブランド」ランキングの1位と2位について、コメントとともにお伝えしました。
お菓子を食べると誰もが元気になりますよね。筆者は災害のような非常時ほど、お菓子を食べることが大事なのではないかと思っています。
前述のとおり、ブルボンは「災害があってもお菓子を供給できるように」という想いが創業のきっかけ。祖業であるビスケット製造ノウハウを活かし、現在では災害備蓄用のカンパンやビスケットなどの製造販売も行っており、簡単にスーパーや通販で入手できるようになっています。
そして実はブルボンは、大きな天災に関わるエピソードが多い企業です。ブルボンが初めてボトルウォーターの製造を開始したのが、阪神・淡路大震災の発生当日(1995年1月17日)でした。急遽、生産開始直後のボトルウォーターを救援物資として、被災地の関西地区に提供したそうです。
また、2007年7月に起きた新潟県中越沖地震(柏崎市の被害は甚大でした)では、現在の社長みずから軽トラックで避難所に物資を運搬したことや、2015年に竣工した柏崎市本社の高層ビルは、津波襲来時の一時避難施設として使用できるよう、柏崎市と協定を結んでいることなど、災害支援への注力は並々ならぬものがあります。
ブルボンは、平時でも災害時でも、どんなときでもお菓子が人を元気づけることをよく知っているのかもしれません。
<参考>
にいがた経済新聞(2019年10月18日付記事)
読売新聞オンライン(2023年8月31日付記事)
「ようこそ、ブルボン本社へ」(株式会社ブルボン)

久須美 雅士プロフィール

子どもの頃に食べた「懐かしのあの味」から現代のコンビニ商品まで、幅広く実食しているコレクター。約2万1000本のジュース缶を所蔵する清涼飲料史研究家。
(文:久須美 雅士(コンビニグルメガイド))

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