日本に住む富裕層2割が「海外移住を検討」、最多の理由は?
2025年5月30日(金)12時35分 マイナビニュース
ロイヤルパートナーズ行政書士事務所は5月29日、「海外移住」に関する意識調査の結果を発表した。調査は5月9日〜14日、金融資産を1億円以上保有する30代〜70代の富裕層673名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、将来的に海外への移住を「検討している」富裕層は21.5%。理由を尋ねると、「より自由なライフスタイルを送りたいから」が最多の45.5%。次いで、「日本の将来に不安があるから」(44.1%)、「気候が良い国で暮らしたいから」(42.8%)と続いたほか、4位以降も回答率が3割を超える回答が複数並んだ。
また、「移住先として魅力的に感じる地域」を聞いたところ、1位「アジア」(55.2%)、2位「オセアニア」(41.4%)、3位「ヨーロッパ」(37.9%)という結果に。さらに、「税金対策の移住先として魅力的に感じる国」では、1位「シンガポール」(41.4%)、2位「オーストラリア」(33.8%)、3位「マレーシア」「ドバイ」(ともに30.3%)となった。
次に、「海外への移住を考えるにあたって、不安や障壁に感じることは何か」と質問したところ、「治安」が最多の64.1%。次いで「医療環境」(55.2%)、「言語の壁」(49.0%)と続いたほか、4位以降も回答率40%を超える回答が複数並んだことから、海外への移住を考えるにあたって不安や障壁に感じることは多岐に渡ることがわかった。
最後に、海外移住に関する情報源として信頼できるものを教えてもらったところ、1位「移住経験者」(29.0%)、2位「移住サポート業者や専門家」(26.2%)、3位「ネット記事」(17.2%)となった。