唐揚げがこぼれてる! 東京・人形町のやきとん屋で味わえる脅威の「バカ盛りからあげ」とは?

2023年5月31日(水)10時48分 食楽web


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●東京・人形町のやきとん屋さんで、「バカ盛りからあげ」なる謎のからあげが味わえるとの噂。日本唐揚協会認定カラアゲニストが現地に飛んで実食調査してきた!

 今回、ご紹介するからあげは、『やきとん筑前屋 人形町 総本店』の一品。店名の通り、やきとんを始めとする豚肉料理がメインの人気チェーンですが、こちらに「バカ盛りからあげ」なるものがあるとの情報をキャッチしたのです。“デカ盛り”ならぬ“バカ盛り”って何だ!? その真相を確かめるべく、東京・人形町のお店に突撃してみました。


『やきとん筑前屋 人形町 総本店』。歴史と風格を感じるたたずまい

 江戸時代から歌舞伎や浄瑠璃などの芝居小屋が多く集まり、江戸のエンタメスポットでもあった人形町。明治以降は花街としてもにぎわい、いまもその風情を感じることができます。お目当ての『やきとん筑前屋 人形町 総本店』も、歴史を感じる趣あるたたずまいのお店です。

通常のおよそ3倍、総重量は約700g!


名物の「バカ盛りからあげ」。総重量は約700g!

 店に到着し、さっそく噂の「バカ盛りからあげ」(1089円)をオーダーしたところ、本当に“バカ盛り”なからあげが出てきました! ドンブリに盛り切れなかったからあげが、下のお皿にこぼれ落ちているかのようなビジュアルです。

 重量は約700g、通常量のおよそ3倍なんだとか。これはさすがに単独攻略は厳しそうだ…と、心のなかで警告が鳴り始めます。それでもひと口食べてエンジンがかかると、一人でも完食できてしまいそうな気になってくるのが、からあげという食べ物の不思議なところです。


適度なお焦げが香ばしく、スパイシーな味とも相性よし!

 スパイシーな味にこだわっているというこのからあげ、ひと噛みすると、スパイスのいい風味が口の中にパッと広がります。先頭打者によるクリーンヒットのような軽めの先制パンチ。「今からガンガン打っていくぞ!」と言われているようで、わが胃袋も準備が整います。

 衣はカリパリ食感ですが、かすかにモッチリ感もあり。適度なお焦げがスパイシーな味と絶妙なタッグを組んでシャープな味わいを演出しています。これはお酒のアテにももってこいの味わい。「やっぱり揚げたてのからあげはウマいなあ」と改めて思わせてくれる逸品です。


肉汁も豊富。アツアツの状態で食べるとスパイスの風味と相まって激ウマ!

 湧き出るようなアツアツの肉汁。これまたスパイスの刺激と相まって味覚をガツンと攻めてきます。これは食べ始めると止まりませんね。グループならば争奪戦になりかねないウマさです。

 少し咀嚼しただけで衣が肉にすんなりと溶け込んでいくような感覚もあります。最初に感じたカリパリ食感があっという間に消えてしまいます。何とも不思議な食感の衣です。


ドンブリに盛られたからあげの下にはえびせん。えびせんにもからあげの味が染みていて絶品です

 ちなみに、ドンブリに盛られたからあげの下にはえびせんが隠れています。これにもからあげの味がしっかり染みついてかなり美味。普通のえびせんとはひと味違います。これはおつまみとしてはもちろん、おやつとしても秀逸そうです。

 ところでこの『やきとん筑前屋』では、アプリ会員限定でお誕生日に「歳の数だけ」からあげを味わえる特別メニューもあるそう(要事前予約)。聞けばグループで来店してお祝いしながらみんなでシェアして食べるのが一般的だとか。


アプリ会員限定で、誕生日には歳の数だけからあげを味わえる特別メニューもある(要予約)

 お弁当や定食などで一人で食べるからあげは、「すべて俺のものだ!」と誰にも気兼ねせず食べられるのが嬉しいものですが、逆に大皿に盛られた大量のからあげを、仲間と一緒に食べるのもまた楽しいひととき。ぜひお試しあれ。

●SHOP INFO

店名:やきとん筑前屋 人形町 総本店

住:東京都中央区日本橋人形町2丁目7-16
TEL:03-6661-1123
営:平日15:00〜23:30
土14:00〜23:30
日・祝14:00〜23:00
休:12月31日、1月1日

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。

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