足元から印象UP!カジュアルながらラグジュアリーも叶える白スニーカー5選

2023年6月6日(火)12時0分 JBpress

今や運動靴という枠組みを飛び越え、1つのカルチャーとしても世界中で愛されているスニーカー。その魅力である軽快な履き心地と個性豊かなデザインは、一流の革靴を日々の相棒とする読者諸氏をも魅了してやまない。ここでは“本物”を知る大人の男が選ぶべきスニーカーを提案する。

写真=青木和也 スタイリング=泉敦夫 文=TOMMY 編集=名知正登

 ファッションが周囲に与える影響について考えた時、“清潔感”が1つのキーワードとなるのは周知の事実。さらに大人の男であれば、その重要性はより高まっていく。特にこれからの季節は、湿気と鬱屈した気持ちを誘う梅雨が待っており、夏が近づけば高まる気温と肌を焼く灼熱の日射しによって、汗もかくし不快指数上昇待ったなし。

 そこで導き出される夏の足元選びの最適解が、クリーンな印象を呼び込むカラーリング“白”だ。しかもそこにスニーカーの軽快さが加われば、その効果もさらに際立つ。とはいえ定番中の定番だけに選択肢は多種多様。ゆえに何を選べばいいか分からないという声も出てきて当然といえよう。

 今回は、どんなスタイルにも対応してくれるスタンダードなデザインに焦点を当ててセレクト。どれもアッパーには大人の着こなしにもよく似合うレザーを採用し、程よくスポーティかつシンプル。夏はもう目前、今の内にチェックしておくのが正解だ。

1. PELLICO SUNNY「GIOIA」


足元からクラスアップを叶える、美しくもベーシックなラウンドトゥ

 良質な素材と熟練された職人の技術で作られるシックでエレガントなシューズが人気を博す、イタリアンのシューズブランド、ペリーコ。その魅力をカジュアルに楽しむことのできるディフージョンラインから、ベーシックなラウンドトゥの「ジョイア」に注目。

 しっとりと肌馴染みの良い牛革のアッパーは、トゥ部分を低く設計したロープロファイルなフォルム。程よくボリューミーなソールデザインも相まって実にモダンだ。

 無駄を省きながらも手仕事の温もりを感じさせる洗練されたディテールも、カジュアルからエレガントまで幅広いスタイルと相性の良さを見せる。足元からクラスアップを叶えてくれるだろう。まさに大人の白スニーカーの基本形と言える一足。

2. REPRODUCTION OF FOUND「GERMAN MILTARY TRAINER SERENA-SOLE」


ハイエンドに仕上げられた名作ミリタリートレーニングシューズ

 “見つけ出して再現する”をコンセプトに、ミリタリーアイテムを中心に時代を超えた普遍的なプロダクトを現代的に再現する同ブランド。その十八番が、1970〜1980年代にかけてドイツ軍で採用されていた、通称「ジャーマントレーナー」と呼ばれるトレーニングシューズである。

 本モデルは、そんな世界中の様々なブランドもサンプリングしてきた傑作意匠に、イタリア・マルゴム社製セレナソールを合体。アッパーには上質なイタリア製のスエードレザーとフルグレインレザーを採用し、ソールとの間にEVAミッドソールを挟み込むことでクッション性と耐久性を向上。さらにライニングとインソールに柔らかなピッグレザーを用いて、優れた履き心地を実現している。

3. CAMERLENGO「スリッポンスニーカー


上質な素材と官能的フォルムの融合により漂わす、男の色気

 夏が近づくとなぜか履きたくなるのが、軽快でリラックス感漂うスリッポン。シンプルなアイテムゆえ、ともすれば安っぽく見えてしまうが、1948年創業、イタリア・マルケ地方で3代続く歴史あるシューズ専業ファクトリーが作ったモデルであれば間違いない。

 素材はもちろん上質なレザー、ライニングのヌメ革も上品だ。またスリッポンにおいて、なにより重要なのが全体のフォルム。甲部分からトゥにかけてのなめらかで官能的なカーブと履き口部分の直線的なカッティングが対比を生み出し、アッパーサイドとヒールカップに施されたステッチで変化をつけている。厳しい審美眼を持つイタリアのバイヤーたちからも高い評価を受けているのも納得の仕上がりだ。

4. YOAK「HUGO」


ジャケットやシャツに合わせて履きたいジャパンメイドの新作

 ジャケットやシャツに合う白スニーカーをお探しなら、ヨークに頼るのが正解だ。本モデルはあらゆる地形や環境に対応すべく、濡れた路面での制動力に優れたビブラム社製のメガグリップソールを採用した新作。都会的な表情のアッパーは、表面をラバータッチコーティングしたレザーとナイロンメッシュのコンビネーションにより、質感の違いも楽しめる。

 一方、外からは見えないインソールはピッグレザーを贅沢に使用することで、足全体を包み込む心地良いフィッティングを提供し、さらに低反発メモリーフォームでワンランク上の履き心地を約束する。しかも熟練の技術を持つ国内工場で素材選びから縫製まで一つ一つに丁寧に作られた、純然たるジャパンメイド。

5. AUTRY「MEDALIST」


アッパーに星条旗はためく、ラグジュアリーなコートシューズ

 1982年にテキサス州ダラスで誕生したオートリーは、“オフィシャルにアメリカ国旗がデザインされたシューズ”で知られる。ここで紹介するのも、そんなアイコンが目を引く定番「メダリスト」。

 一見、ただのクラシカルなコートシューズだが、アッパーに上質で柔らかなカーフのスムースレザーを採用し、経年変化を表現したシューレースとソールの色合いでヴィンテージ感を演出するなど、ラグジュアリーな雰囲気を漂わせる手の込んだ一足。

 普段使いにちょうど良くグリップ力に優れたフラットソール、吸湿性と肌当たりに優れたパイル素材のライニング、そして脱着可能で肉厚なEVA素材のインソールによって実現した、抜群の履き心地をぜひ味わってほしい。

筆者:TOMMY

JBpress

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