日本初上陸のパワーブレンダー「ニュートリブレット プロ」でスムージーからおもてなし料理まで作ってみた
2019年7月19日(金)18時0分 食楽web
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いまや「スムージー」はコンビニでも買えるほどメジャーな飲み物。スムージーといえば、野菜や果物を手軽に摂取できるのが魅力です。そんなスムージーは自宅で簡単に作れます。
スムージー作りに欠かせないのがブレンダーの存在です。数あるブレンダーのなかでも、今回はアメリカ生まれの「NutriBullet(ニュートリブレット)」というメーカーの「NutriBullet Pro(ニュートリブレット プロ)」を使ってみました。ほかのブレンダーとどう違うのでしょうか。
世界100ヵ国で使われるパワフルなブレンダー
本体サイズは直径137×200mで、重さは約1.7kg。消費電力は900W
ブレンダーとは、本体に内蔵されたブレードを回転させて、食材を刻んだり混ぜたりする調理家電です。スティック状になっていて片手で扱える「ハンドブレンダー」と据え置きタイプのものがあり、据え置きタイプは「ミキサー」とも呼ばれています。「ニュートリブレット プロ」も据え置きタイプとなっています。
約700mlのトールカップと約550mlのレギュラーカップが付属する
ニュートリブレット プロはアメリカ生まれのブレンダーだけあり、ハイパワーなのが魅力。パワーが強ければ、調理にかかる時間が短く済みます。本機の場合、毎分約2万2000回の回転数を誇るにも関わらず、スリムなデザインに仕上がっているのも特徴です。すでに世界約100ヵ国で販売されている実績があるので、それを聞くだけでもこのブレンダーが優秀なことがわかります。
強靭な刃のおかげで氷やにんじんなどの硬い食材も数秒単位でスムージーになる
スムージーはあっという間にかくはんできる
スムージー作りはこれまでほとんどしたことがなかったのですが、今回は3種類のスムージーを作ってみました。最初に挑戦したのは、シンプルな「ほうれん草とりんごのスムージー」です。
用意したのは2人分の食材。ほうれん草60g、りんご1個、キウイ1個、水100cc。水分が少ない食材を使う場合、水は欠かせないそう
りんごとキウイは皮をむいて小さめにカット。ほうれん草もひと口サイズに切ったら、付属のカップに材料をすべて入れます。これで準備は完了です。
写真はトールカップだが、カップに書かれた「MAX」の線を超えているので、このままでの調理はNG
しかし、食材をカップに入れてみると、思いのほか量が多いことに気付きました。食材をカップの「MAX」の線以上にならないよう、半量に減らして作ることに。
食材を入れたらブレードを取り付ける。中身が漏れないようにしっかり締めよう
カップを逆さまにして、カップのツメ部分と本体の内部スイッチ3箇所がぴったり合うように置く
電源の入れ方は2種類あり、カップを本体に垂直に押し付けている間だけ作動する「手動モード」と、本体を垂直に押し付けたまま、ゆっくり時計回りに止まるまで回して固定する「連続モード」が選べます。いずれも連続使用できる時間は1分以内なので、慣れるまでは手動モードを活用したほうが良さそうです。
水分の少ない食材の場合は運転時間を10秒以内にしよう
今回は20〜30秒ほどで完成しました。かくはんし終えたらカップを外してグラスに移しましょう。付属のリングを取り付ければ、カップから直接飲めます。
出来上がったスムージーをそのまま飲めば、グラスを洗う手間が省けるのも嬉しい
完成したスムージーはほうれん草の味もするのですが、りんごとキウイがちょうどいい甘みを出してくれているので、これならスムージー慣れしていない人でも飲みやすいはず。お好みでハチミツを加えても良さそうです。
かくはん時間は短いがしっかり混ざっている。口当たりはなめらかで飲みやすい
氷や半解凍状態のフルーツもかくはん可能
用意したのは1人分の材料。種を取ったスイカ100g、レモン汁小さじ1、はちみつ小さじ1、冷水30g(氷でもOK)を使用
いろんなスムージー作りに挑戦してみようと、今回は「テンモーパン」と「ヨーグルトマンゴースムージー」も作ってみました。
テンモーパンはタイのスイカジュースで、スイカと砂糖、氷をミキサーにかけた飲み物。台湾の屋台でもこういったスイカジュースはよく見かけますし、最近は日本でもスイカジュースをよく見かけます。
夏ならではのスムージーを自分で作って楽しめるのもブレンダーならでは
完成したテンモーパンは、まさにスイカ好きのためのジュース! はちみつの程よい甘みやレモンの酸味で、すっきり飲めます。氷を使ったバージョンも試しましたが、氷を入れたほうがキーンと冷えて夏らしいですね。
一方、ヨーグルトマンゴースムージーは、スーパーやコンビニで売られている冷凍マンゴーを使います。
1人分の材料は、冷凍マンゴー300g、ヨーグルト80g、砂糖大さじ2、レモン汁大さじ1。マンゴーは半解凍の状態がベスト
今回はヨーグルトを使いましたが、牛乳で作ればさらりとした口当たりになると思います。
カップを本体から外すと、刃の周りにスムージーがまとわりついてしまった
半解凍の状態のマンゴーをかくはんしたところ、刃が止まることはないのですが、刃にまとわりつく印象を受けます。氷はガリガリとかいてくれるのですが、粘度が高かったので少し長めにかくはんしてみました。
お店で食べるスイーツのような仕上がりで、社内でもこのスムージーは好評だった
完成したスムージーはヨーグルトを加えたことで口当たりがまったりしており、デザート感のあるひと品に。飲み物というよりは、スプーンですくって食べると良さそうです。
ブレンダーは料理作りにも役立つ!
豆腐300g(水切りする)、鮭フレーク60g、にんにく(チューブ)4cm、オリーブオイル小さじ1、塩こしょう少々を用意。これで4〜5人分はある
ブレンダーはスムージーにしか使えないわけではなく、料理のソース作りなどの下ごしらえにも活用できます。今回は「サーモンクリームディップ」を作ってみました。
材料をブレンダーで30秒ほどかくはんするだけで完成するお手軽メニューなので、ホームパーティーのおもてなし料理としても良さそう。あとは、バゲットやクラッカーにたっぷりディップ!
豆腐がクリーミーでムースのようになる。それでいて低カロリーなのがありがたい
いろんな調理に使ってみて、とくにこのブレンダーが使いやすく感じたのが、手入れのしやすさです。カップやブレードは、カップに半分まで水を入れて駆動すれば水洗いできますし、念入りに洗いたいときは中性洗剤を使えばいいそうです。刃を外して洗わなくていいので、ケガの心配もありません。
ニュートリブレット プロはマットホワイト、シャンパンゴールド、メタリックブラックの3色展開で、価格は2万7000円(税込)。一度にある程度の量のスムージーが作りたい人や、パワーを重視する人なら納得いく買い物になると思います!
●DATA
二ュートリブレット プロ
https://nutribullet.jp/#compare
●著者プロフィール
取材・文/今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。