昭和にタイムスリップしちゃった? オリンピック中継を見ようと電器屋に集まる皆さん...懐かしさ感じる写真に反響
2021年7月29日(木)20時0分 Jタウンネット
電器屋さんの前で通行人が足を止め、夢中でテレビを覗き込んでいた——。
令和の世とは思えない光景が、ツイッターで注目を集めている。
こちらは、ツイッターユーザーのTNGC(@phi496)さんが2021年7月28日18時頃、家電量販店「マツヤデンキ大岡山」(東京都大田区)の店頭で撮影した写真。
十数人の男女が立ち止まり、店頭に並んだテレビを食い入るように見つめている。放送されているのは、オリンピック中継だ。
この光景を眺めながら、
「昔ながらの電気屋の前で通行人が足を止めてオリンピックの試合を観ている光景、令和じゃない感がある」
とつぶやく投稿者。どこか昭和の香りがする1枚の写真は、22万件を超える「いいね」を集め(29日18時時点)、
「今、昭和だっけ?」
「昭和にタイムスリップしたみたい」
「昭和じゃない????令和じゃない、(笑)平成でもない、明治でもない、昭和だ」
「漂う昭和感...。今日の写真なのに懐かしさを感じる...」
などと話題になっている。
当時の現場の雰囲気は、どんなものだったのだろう。Jタウンネット記者は29日、投稿者のTNGCさんに詳しい話を聞いた。
モノクロ写真にすると、昭和感アップ
TNGCさんは、大学院で学ぶ20代男性。
買い物をするため大学から商店街に向かおうとしていた時、マツヤデンキの店前にできた人だかりを見つけた。
その時の周囲の様子について、彼は
「恐らく長期戦となっていた柔道女子準決勝だったためか、じっと見守っていて思ったより静かな光景でした」
と説明した。その姿に「スポーツは時代を超えて人々を夢中にさせるものなのだ」と感じたという。
連日熱戦が繰り広げられている東京オリンピック。テレビの向こう側で頑張る選手を応援したくなる気持ちは、今も昔も変わらないのだろう。
TNGCさんは自身のツイッターで、話題になっている画像について、
「モノクロにして『東京オリンピック(1964)』って注釈付ければ本当にそれっぽくなるわね」
とも、つぶやいている。
TNGCさんに許可を貰い、編集部でモノクロ画像を作ってみると......。
なんだか、懐かしい気持ちになった人もいるかもしれない。
TNGCさんは、投稿が反響を呼んでいることに、
「写真に映りこんだ電動自転車や薄型テレビといった違いはあるものの、店先のテレビで中継されていたら立ち止まって見入ってしまいたくなる感情は、半世紀前も今も変わらないものなのかもしれませんし、そういった『スポーツに夢中になる』気持ちは大切にしたいですね」
と述べた。