「幼い子供たちをバギーに乗せていた私。反対車線の市バスにクラクションを鳴らされ、振り返ると...」(愛知県・50代女性)

2023年8月9日(水)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Nさん(愛知県・50代女性)

Nさんはその日、3人の子供のうち1人をおんぶ紐、2人をバギーに乗せて歩いていた。

すると反対車線のバスでクラクションが鳴り、何事かとそちらを見ると......。

<Nさんの体験談>

三人の年子の子供がいます。一番下の子が0歳だったころは運転免許を持っておらず、移動の時は公共のバスや地下鉄を利用したり、バギーを押して歩いたりしていました。

独身時代からそんな生活でしたから特に大変とは思いませんでしたが、周りは色々と気を使って下さり、ありがたいと思ってもお礼を言えなかったこともあります。

クラクションを鳴らされ...

その日は0歳をおんぶ紐で、1歳と2歳を双子用のバギーに乗せて歩いていました。

すると、反対車線の市バスがクラクションを鳴らしたのです。そんなことはあまりないので何事かとそちらを見ると、どうも運転手さんの視線が私の方を向いています。

一瞬「え?私?」と思っていると、運転手さんは体を少し立ち上げて私が今歩いてきた方を一生懸命指差します。

振り返ると、おんぶしていた三番目の子にはかせていた靴下が、20メートルほど戻った場所に落ちているではありませんか!

「あっ!」と思って急いで戻り靴下を拾い上げ、顔を上げて先ほどのバスの方を見ます。

運転手さんも私が靴下を拾うまで待っていて確認されたような気がしたのですが、当然のことながら走り去って行かれありがとうを伝えることは出来ませんでした。

ちなみに、私は当時、市バスをよく利用していて、乗り降りするときは1歳と2歳を両手に抱えていました。

バス停から2〜30メートル離れた場所にいるときにバスが来ると乗るのをあきらめていたのですが、運転手さんが度々待っていてくださって、お礼を言って乗り込んだことが何度もあります。

本当にありがとうございました。靴下のこともですが、人の思いやりを強く感じた出来事でした。

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