明大経営学部、デジタル経営人材の育成プログラム開始へ

2023年8月15日(火)19時15分 リセマム

デジタル経営人材開発トラック:DIGITの全体像

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明治大学経営学部は2024年4月より、「デジタル経営人材」の育成を目的に、経営学部の3学科(経営学科、会計学科、公共経営学科)の学部生を対象に、学部独自のプログラム「デジタル経営人材開発トラック:DIGIT」を開始する。

 「デジタル経営人材開発トラック:DIGIT(Digital Insights for Growth and Innovation Track)」は、経営学部の3学科(経営学科、会計学科、公共経営学科)の学部生を対象としたプログラム。プログラムを修了した学生の進路は、「リサーチャー」「コンサルタント」「ブランドマネージャー」「CIO/CDO」といった多様な活躍の場を想定しているという。

 インターネット・IoT・AIなどの技術革新によって、社会・経済のデジタル化が進展している中、これからの経営では、そうした動きに的確に対応し、より良い戦略・製品サービス、政策を立案するうえで、さまざまな能力が求められるという。

 その能力とは、「経営課題を認識・選定する能力」「データ資源・数理・AIなどのデジタル技術を生かしたプロセス・製品・事業を革新する能力」「データサイエンス・AIなどを活用しデータを分析する能力」「経営に関する理論・知識を理解し、応用する能力」「課題解決に向けて、ステークホルダー(経営層、データサイエンティスト、顧客やパートナー、地域社会)と連携・調整する能力」。明治大学経営学部では、これらの能力をもつ人材を「デジタル経営人材」と定義した。

 DIGITでは、データサイエンスに関する基礎力・スキルの獲得と併せて、経営学部の3学科(経営学科、会計学科、公共経営学科)に設置されている豊富な関連科目での専門知識の習得を組みあわせることで、さまざまな課題解決に向けて「データを活用」する能力を身に付けるという。

 また、初年次からの積み上げ学習を行うため、「DIGIT入門演習」による動機付けからスタートし、基礎力・スキルの獲得後に、関連専門知識の習得とあわせ、「DIGIT実践演習」で応用力を開発する。

 「DIGIT実践演習」では、産学連携体制のもと、実際のビジネス課題・社会課題を題材に、実データに基づくプロジェクト型課題発見・解決学習(PBL)に取り組む。学科横断のプログラムとして、デジタル経営を行ううえで必要となる、ファイナンス系、会計・経営管理系、マーケティング・戦略系、オペレーション・IT系、政策・公共系など、さまざまな分野の実践的演習テーマを設置する。

 全学の数理データサイエンス人工知能リテラシーレベルプログラムの修了を前提とし、加えて同トラックを修了することにより「応用基礎」レベルの能力開発を目指す。所定の単位を修得した学生には、修了証を発行するとしている。

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