近江町の氷柱はなぜ溶けにくい?

2017年8月19日(土)7時4分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2017年8月7日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、近江町市場の氷柱が話題となっていました。


近江町市場の夏の風物詩である氷柱。夕方になっても溶けずに残っています。ほかの氷よりも溶けにくい秘密があるのでしょうか?


丸2日かけて作る


近江町市場に夏になると登場する氷柱は、毎朝9時に市場内13箇所に設置されます。重さ約30kgの大きな氷は、冷気もすごく、観光客も足を止め大好評です。この氷柱は、真夏の暑さにも耐え、夕方になっても溶けずに残っており、ほかの氷よりも溶けにくい印象があります。


実際にどうやって作られているのかというと、近江町市場内の魚屋などが出資した「近江町市場冷蔵庫協同組合」の冷凍庫で作られています。ここでは市場内の氷をまかなっています。重さ135kgの氷が50個を目安に冷凍されており、用途に合わせて切ります。


氷を作る製氷室では、空気が入らないように水を撹拌し、不純物も取り除かれ、丸2日かけて、氷が作られています。一般家庭の氷は不純物や空気が入っているので、白く濁っていますが、市場の氷は、純度が高く透明です。


純度の高い氷は溶けにくいので、市場内の氷柱も夏の暑さにも耐えられる強さをもっているのです。(ライター:りえ160)

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