法改正で2024年度から「キラキラネーム」に制限、どんなケースがNG?

2022年8月27日(土)11時21分 マイナビ子育て

弁護士ドットコムは7月28日、全国の男女を対象に実施した「キラキラネームを制限する法改正に関する調査」の結果を発表しました。

7割が「キラキラネーム法改正について知らなかった」

戸籍法の改正にともない、2024年度から戸籍に読み仮名が必須となります。漢字本来の読み方と違ういわゆる「キラキラネーム」に一定の制限がかかる見通しです。法務省は例として、

(1)漢字とは意味が反対……高(ヒクシ)(2)読み違いかどうか判然としない……太郎(ジロウ)(3)漢字の意味や読み方からは連想できない……太郎(マイケル)

のようなケースは、認められないとしています。

今回の法改正について知っているか(法改正で「キラキラネーム」の制限が強化されることを知っていましたか)尋ねたところ、66.8%が「知らなかった」と回答し、法改正が認知されていない実態が浮き彫りになりました。

キラキラネームへの制限が強化されることをどう思うか聞くと、82.2%が「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えました。「どちらともいえない」は11.1%、「反対」「どちらかというと反対」は6.7%でした。

賛成派と回答した人からは、

●表現の自由を主張される方がいるが、子どもの名前で発揮しようとしないで欲しい。日本の名前も一つの日本文化と理解し、慣例に沿った形で命名をするべき

●自身がキラキラネームに近い名前で、常用外の読み方をするため人生で何度も名前を訂正しなければならず、子どものころは名前をもじったいじめもあり、つらい思いをした

などの声が挙がりました。どちらともいえないと回答した人の理由は、

●名前は個性を持つ一面もあるので画一的な処理になってはならず、またキラキラネーム世代が親になり時代とともに価値観も変わるかもしれません

●命名は本当に個人の自由だからどのようにつけてもいいと思う

といったものでした。反対派からは、

●国民の自由を国家が制約するものであるため、立法してまで強制力を持たせるのは行き過ぎ●時代で感性が変わるので今は悪く思えても将来わからないため●何が良くて何がダメかは、国が口を出すものでは無いと思います

などの意見が寄せられました。

法改正で、制限にかからないものも含めて、新生児の命名で「キラキラネーム」は減ると思うか尋ねると、58.0%が「減る」「やや減る」、27.5%が「どちらともいえない」、14.6%が「あまり減らない」「減らない」と回答しました。

調査概要

調査機関:自社調査(弁護士ドットコム一般会員を対象)調査方法:弁護士ドットコム一般会員を対象にウェブアンケートを実施調査対象:弁護士ドットコムの一般会員で回答が得られた1,048名調査期間:2023年6月21日〜27日

弁護士ドットコムhttps://www.bengo4.com/corporate/

(マイナビ子育て編集部)

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