ガッツリ食べたい! 東京の絶品デカ盛り「天丼」5選

2019年9月5日(木)12時0分 食楽web


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 カラッと揚がったサクサクの衣の中から現れるジューシーな具材、甘辛いタレが米をかき込む手を止めさせない…その魅力に取りつかれている天丼ファンは多いのではないでしょうか。

 今回はそんな天丼の中でも特に「デカ盛り」にこだわった天丼を5つ紹介します。揚げ物のデカ盛りはハードルが高そうな印象がありますが、今回ご紹介する天丼に関しては衣やツユに料理人の工夫が凝らされており、美味しく完食できるようにできています。とはいえ、いきなり最大サイズに挑むのではなく、まずは小さめのものからチャレンジしてレベルアップを目指してくださいね!

両国『ひさご』の「横綱丼」

 両国駅西口の改札を出てすぐ右にある「両国 江戸NOREN」の中のお店『天ぷら食堂 ひさご』は1918(大正7)年に平河町で創業した老舗の姉妹店。上質なゴマ油を使い、職人さんが目の前で天ぷらを揚げてくれるうえ、良心的な価格で味わうことができます。


「横綱丼(ごはん大盛り)」1890円。ごはん大盛りは追加料金なしでオーダーできます。

 横綱の名を冠する「横綱丼」は丼に収まりきらないアナゴが1本、エビ3本、チクワに3種の野菜、卵、エビと野菜のかき揚げも乗った豪華な一品。高さは約13cm、器を除く重さは628gとボリューミーです。

 アナゴは口に入れるとサクッ、フワッ。ゴマ油の香りが口の中に広がり、甘辛のタレとともに、アナゴの旨みが広がります。エビの天ぷらは衣の中がプリッとした贅沢な味わいを楽しめます。

 カリカリ、サクサク、フワフワ、ジュワ〜、など、さまざまな食感が楽しめるのは揚げたてならでは。甘辛のタレは天ぷらにもごはんにも合い、見た目に反してあっという間に完食してしまえそうです。

 ゴマ油で揚げて甘辛タレで食べる天丼は、江戸前らしさ満点。職人さんの技が間近で見られるカウンター席で味わうのがおすすめですよ。

●SHOP INFO

店名:てんぷら食堂 ひさご

住:東京都墨田区横網1-3-20 両国 江戸NOREN 1F
TEL:03-6456-1125
営:11:00〜15:30、17:00〜21:30(LO各30分前)
休:月曜(祝日の場合営業、3連休の場合翌日休み)

墨田区『そば処 かみむら』の「タワー丼」


「タワー丼」1800円。天空に向かってそびえるスカイツリーを彷彿させます。

 東京スカイツリーのお膝元・墨田区業平にある『そば処 かみむら』。創業40年以上にもなるこちらの名物はその名も「タワー丼」。桜海老や玉ねぎをふんだんに使ったかき揚げの上に、割り箸よりもやや長い巨大海老天が3本ものっている、デカ盛り天丼です。

 海老天はカラリと揚がっており、海老もプリプリ。これだけのものを3本も食べられるなんて嬉しい限りです。付け合わせの大根おろしをのせて食べてみると、さっぱり感も加わるので、食べていてもまったく飽きがきません。創業以来注ぎ足し続けて味を守ってきたという甘辛い濃厚な天つゆをごはんにたっぷりかければおはしが止まらなくなります。

 さすがは老舗そば屋さんだけあって、天ぷらも天つゆも絶品。スカイツリータウンのすぐそばにあり、休日は行列ができるほどの人気店。観光ついでにぜひ食べておきたい一品です。

●SHOP INFO

店名:そば処 かみむら

住:東京都墨田区業平1-18-13
TEL:03-3625-1205
営:月〜土11:00〜20:00、日11:00〜15:00
休:不定休

千代田区『日本橋 天丼 金子半之助 神田小川町店』の「天丼(松)穴子」


「天丼(松)穴子」1380円。 ※写真は「ごはん大盛り」+100円。

『金子半之助』といえば、東京・日本橋に本店を構える天丼の専門店。和食界の重鎮とも言われる金子半之助氏が遺した“閻魔帳”(レシピ帳)にあった門外不出・秘伝の「江戸前の丼たれ」の作り方。それを見つけた孫の真也氏が、このたれに合うネタとの試行錯誤を重ねて完成させたという天丼が味わえるお店で“粋で豪快で手頃な天丼”が人気です。こちらの神田小川町店はオフィス街にあり、券売機で食券を購入する手軽なスタイルもあってか、ビジネスマンなどにも好評な店舗です。

「天丼(松)穴子」は丼のふちいっぱいに盛られたごはん。その上に約24cmのアナゴがドン! と豪快に。エビが2尾、イカ、スナップえんどう、海苔が飛び出すような勢いで盛り付けられていて見た目も豪華です。

 穴子はたれがかかっていますが、衣のカラッとした食感は健在。たれは甘さひかえめでさっぱりとした印象です。エビは歯を立てるとプッツンと噛み切れるプリプリとした食感。甘さをおさえたたれが天ぷらとの相性がいいだけでなく、その下のごはんを美味しくしてくれます。半熟卵を揚げた天ぷらも醤油ベースの甘辛いたれと、黄身のマイルドな甘さのコントラストが抜群です。

 唐辛子や山椒、麻の実などを焙煎して作った「醍醐味」をふりかけると、ピリッとした刺激も加わるので飽きがきません。油やたれにしつこさがまったくないので、あっという間に完食できますよ。

●SHOP INFO

店名:日本橋 天丼 金子半之助 神田小川町店

住:東京都千代田区神田小川町1-6-2
TEL:03-6206-8756
営:11:00〜22:00(L.O.21:30)
  ※混雑状況でラストオーダーが早まる場合あり
休:年末年始、不定休

墨田区『江戸東京 寿し常』の「スペシャル超天丼」


「スペシャル超天丼」4212円。高さは29cm、総重量は1708g(器の重さを除く)。エビのほかにナスなど野菜も垂直!

 東京スカイツリータウンの7Fにある『江戸東京 寿し常 東京ソラマチ店』。全国各地で揚がった魚を味わえる、天然魚にこだわりをもつ寿司店で味わえる名物メニューは1日先着20名のデカ盛り丼です。

 尾頭付の大きなエビ2頭が垂直に立っているインパクト大の「スペシャル超天丼」。エビだけではなく、アナゴやナス、春菊までまっすぐ盛りつけられています。「今日はエビ2頭にイカ、アナゴ、ナス、カボチャ、春菊、マコモ筍、レンコン、かき揚げになっています」と料理長の斉藤さん。ちなみにエビの種類はシータイガー。長さ約27〜28cm、大きなサイズのものを使っているとのこと。

 天ぷら専門店でもなかなかお目にかかれない大きなエビ天を頬張れば口の中いっぱいエビ! とっても贅沢な気分に。かき揚げはサクサク、カリッと揚がっておりエビのムッチリ感とはまったく違う食感。そして野菜天は表面サクッ、中しっとり。それぞれ食感の違いを楽しめます。丼タレも甘すぎず辛すぎず、天丼に合わせた自家製ダレは、ゴハンにも天ぷらにも絶妙なハーモニーを生み出します。

 こちらのメニューはシェアOK。長さ約30cmの尾頭&脚つきのド迫力エビ天をぜひ拝んでみてくださいね。

●SHOP INFO

店名:江戸東京 寿し常 東京ソラマチ店

住:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ 7F
TEL:03-5809-7083
営:11:00〜23:00(LO火を使う料理22:00、寿司・ドリンク22:30)
休:なし(施設に準ずる)

番外編|調布『若松屋』の「若松屋スペシャル」


「若松屋スペシャル」5500円、メインの丼は直径約27cm、器の深さは約8cm

 数多のフードファイターを始め、大喰いの人なら一度は聞いたことがある有名メガ盛り店が調布『若松屋』です。佇まいは普通のお蕎麦屋さんですが、メニューには「メガメニュー」13種、さらに「ちょいメガ!」メニュー10種まである、驚異の品揃えです。


別添えのカレーを投入すれば一気に味変!

 天丼だけど、天丼ではない、そんなこちらの名物が「若松屋スペシャル」。「天丼、親子丼、カツ丼、焼肉丼、イクラ丼、大きなエビフライにカレー。これら全てをひとつにした丼なんですよ」と店主の原島さん。中身はなんと約3.5kg。別添えのカレーまでついているというから驚きです。

 天丼エリアは、揚げたてのナスが大きく、ツユの旨さを存分に感じられます。カツ丼エリアは甘辛のツユ、しっとり卵を楽しみながら、イクラ丼にも浮気しつつ…と違うエリアを少しずつ食べていけば全く飽きずに食べ進められます。

 80年以上続く老舗そば店だけあって、特に天ぷらのクオリティは一級品! 最後は特製カレーをかけて〆ましょう。

 こちらの「若松屋スペシャル」、1人で70分以内に食べきれば日替わりメニュー無料券をプレゼント。ただし完食できなかったら+500円のペナルティです。メガ盛りシリーズをいきなり挑むより、まずはちょいメガシリーズから挑戦するのがおすすめですよ。

●SHOP INFO

店名:そば処 若松屋

住:東京都調布市国領町1-13-4
TEL:042-482-2491
営:11:00〜15:00(LO14:30)、17:30〜20:00(LO)
休:金曜、第3木曜

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