ケンタ広報もオススメ! 禁断の組み合わせ「チキンビスケットハニーサンド」に挑戦してみた
2019年9月7日(土)11時0分 Jタウンネット
ケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)の人気メニューを組み合わせたら「幸福が到来」する。そんな投稿がツイッターで話題を呼んだ。
組み合わせるのは骨なしケンタッキー(骨なしチキン)とビスケット、そして特製ハニーメイプルだ。
チキンに甘いハニーメイプルをかけて美味しくなるのか。しかし、この組み合わせを試したと思われるツイッターユーザーからは、
「ケンタのビスケットに骨なしチキン挟んでメープルぶっかけて食うやつやってみたけど、ふつうにうまい」
「みんなやってないことに驚きを隠せない」
といったコメントが見られる。
こうなったら試してみるしかない。その前に、この食べ方をKFCはどう思っているのかが気になる。
日本KFCホールディングス広報部の担当者に話を聞いた。
食べるまで疑っていた
まず、KFC広報はツイッターで話題を呼んでいる骨なしチキン、ビスケット、特製ハニーメイプルの組み合わせをやったことがあるのだろうか。
「骨なしケンタッキーと同じスパイスを使ったオリジナルチキンにメープルをかけたことはあります」
ビスケットこそ使わなかったものの、チキンにメープルの組み合わせは経験があるそうだ。
その上で、今回の組み合わせがオススメ出来るのかを聞くと、
「オススメできます。ハニーメイプルを追加で頼んでいただくのもオススメです」
と担当者。ハニーメイプルは多ければ多い方が良いのか、追加注文も勧めるとは意外だ。
「是非、楽しんでください」と自信たっぷりなようなので、編集部の最寄りの店舗で骨なしケンタッキーとビスケットを調達してきた。
素材が揃ったので、早速作っていきたい。とてもシンプルな話だが、ビスケットを二つに割って、片方にチキンを乗せる。
そこにたっぷりのハニーメイプルをかけていく。
付属の1本だけでもチキンから垂れるほどの量がある。下にはお皿などを敷くのは必須だ。
1本出し切ると写真のように、ハニーシロップのナイアガラが出来上がる。なんと贅沢な使い方なのだろうか。
これに割ったビスケットのもう片方を乗せれば準備は完了だ。
ハニーメイプルが落ちてしまう前にいただいてみると——儚い甘さと香ばしさ、そして角が削れたチキンの塩気と旨味が絡みあう。本来は混ざりあうことのないはずだった2品が作る病みつきになる味。これはファストフードの許されざる恋であり失楽園ではないか。
あまりサイズが大きくないため、あっという間に胃に消えていく快楽を前に「もう一つ買っておけば良かった」と頭をかくしかなかった。
取材で担当者が言っていたように、追加でハニーメイプルを頼めば良かったとも後悔。チキンに付けるハニーメイプルは多ければ多い方が良い。衣がジュエリーのように輝くほどつけてしまいたかった。
編集部内でも好評だったが、
「ビスケットがチキンの旨味を閉じ込めている。これは美味しい」(I記者)
「普通にイケるね。ハニーメイプルなしでもウマそうだ」(S編集長)
とビスケットと骨なしチキンの組み合わせを評価する声があがった。
ハニーメイプルの活躍ぶりに目が行ってしまった筆者だが、ビスケットと骨なしチキンだけでも相性の良さを発揮する。
仮にこれを毎日食べてハニーメイプルの味に飽きてしまったとして、かけずに食べても美味しいというのだから困ったものだ。
まさかの組み合わせは想像以上の幸福を運んでくる。
ちなみに日本KFCホールディングス広報部の担当者によると、ビスケットとハニーメイプルに合いそうなものがほかにあるかを尋ねたところ、
「かぶりつくのであれば、(編注:骨なしケンタッキーと)スパイスが同じナゲットももしかしたら...」
とのこと。骨なしチキンだとちょっと大きくて食べにくいかもと考えた人はナゲットを試すのが良いかもしれない。