「無意識だったらスゴすぎ」「声に出したい」 居酒屋の語呂が良すぎる看板に歌人も感嘆「勢いある歌」

2023年9月12日(火)20時0分 Jタウンネット

「短歌...ってコト!?」

2022年9月4日、そんな言葉とともにX(ツイッター)に投稿されたのは、あまりに語呂の良すぎるお店の看板だった。

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鮮やかに光る看板には、そんな文言が書かれている。

酒飲みであれば心が踊るお得なメニューだが、そうでなくともほぼ"五・七・五・七・七"のリズムになっており小気味よい。

このフレーズがまるで短歌のようだと気づいたのは、歌集『砂丘律』などで知られる歌人・詩人の千種創一(@chigusasoichi)さん。

Jタウンネット記者は5日、千種さんに詳しい話を聞いた。

歌人「関西の短歌レベルの高さが垣間見えます」

話題の看板を出しているのは、大阪市東淀川区にある「まがり居酒屋 ぽん」。4日21時ごろ、千種さんはその"短歌性"を見出した。

「いつも言葉を57577に練りながら歩くのですが、ふと夜道に怪しく光る看板があり、ほぼ57577だったので思わず撮りました。
勢いのある歌です。関西の短歌レベルの高さが垣間見えます」 (千種さん)

歌人も認めるハイレベルな短歌。千種さんの投稿には4万2000件を超える「いいね」(12日夕現在)が集まったほか、「これ無意識だったらスゴすぎる」「大変語呂がよい 声に出したい」「うつくしくまとまってる」など、絶賛するユーザーが続出している。

いったい、どんな人が詠んだのか。

6日、「まがり居酒屋 ぽん」のスタッフを取材したところ、返ってきたのは次の回答だった。

「分かりやすくお店の説明をしているだけなので、とくに意図したものではないと思います」

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