「芸術的な薄さ」「びんぼっちゃまの家?」  あまりにもペラペラな建物、発見される

2023年9月19日(火)17時0分 Jタウンネット

「姫路市ナンバーワン極薄スライス物件」

そんな言葉とともにX(ツイッター)上に投稿されたのは、驚くほど薄い建物の写真だった。

曇り空の下、道路脇に立っているのは横幅がペラペラの建物。

本来あるはずの奥行はなく、空が見えてしまっている。まるで舞台の書き割りのようだ。

こちらはXユーザーのニッポン街歩き紀行(@ZO9Ct96MtT8GACM)さんが2023年9月9日に投稿したもの。

Jタウンネット記者は11日、投稿者のニッポン街歩き紀行さんに発見までの経緯を聞いた。

「日本刀を振り下ろされたような衝撃」

ニッポン街歩き紀行さんは、面白い街並みを眺めることを趣味に全国各地を回っている。

話題の建物があるのは兵庫県姫路市の駅前。7日、夏の暑い時期に全国を回って下見を行い、秋にじっくりと見て回ろうと訪れた際に発見したという。

「最初に目にした時は、てっきり背後の駐車場のタワーの一部かと思いました。
が、通り過ぎてからたまたま何か違和感を感じて振り向いたときに、頭の中をスパッと切られるような、何と言いますか、日本刀を振り下ろされたような衝撃が走りました」(ニッポン街歩き紀行さん)

ニッポン街歩き紀行さんが見た光景は、とある建物の鋭角部分。

男子の指と同じくらいの薄さに、「上手く作ってるなあ」と感心したそう。

「酔っぱらって頭をぶつけたらそのまま体が2つに分かれたまま気づかずに帰宅する事になるなと。 『あれ?お父さんちょっと瘦せた?』とか、家で聞かれることになるなと、そんな事を妄想しました」

目を疑うような光景に、ユーザーからは「びんぼっちゃまの家?」「書き割かな?」「芸術的な薄さですね」などの声が寄せられている。こうした反応についてニッポン街歩き紀行さんは、

「実は今回の物件、本当に左右に動くんじゃないかな?朝になると位置が微妙に変わってるんじゃないかな?とか、更に勝手な妄想が浮かびました」

とコメントしている。

なお、以前この建物の前に看板を出していた不動産仲介業者にも取材を試みたが、詳細は分からないとのことだった。

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